1980年代後半〜1990年前半頃にかけて日本に訪れたバブル景気。
当時は株価や土地などの資産価値が異常に高騰し、東京の山手線内側の土地価格でアメリカ全土が買えるという算出結果が出たほどらしいです。
スゴイですね(((;゚Д゚)))!
そしてバブル崩壊後は資産価値が一気に下がり、多額の借金まみれになる人も多かったとか…。恐ろしい。
ちなみに、バブル時代に好景気の恩恵を受けたかどうかを40代以上の方々にアンケートをとったところ、56%の方がバブル景気を実感しておらず、恩恵があったのは半数以下の35%にとどまりました。
バブルの頃は…とおったまげるような話もよく聞きますが、日本全体がガッポガッポだったわけじゃなく自分には関係なかったという人が多かったようです。
話題のバブリー芸人こと「平野ノラ(バブリー美奈子)」からバブル用語を学ぶ
そんなバブル時代のあるあるネタなどを披露するバブリー芸人「平野ノラ」さんが今アツイ!
平野ノラさんが演じるキャラクターバブリー美奈子が、バブル時代を思わせる衣装をまとい、太眉にロングソバージュ、大きな携帯電話を携えてバブル用語を連発するという芸風。「バブルはそこまで来ているゾ!」「おったまげ〜!」「ぶっとび〜!」「OKバブリ〜!」などのセリフが有名です。
時代を逆行するバブリーな懐かしさが、バブル世代のみならずバブル時代を知らない若者にもウケているよう。
平野ノラさんのバブリーネタ「バブリー50音」
平野ノラさんを知らない方は是非一度バブリーネタの動画をご覧ください。
とってもバブリーですね(´∀`∩)
ちなみに平野ノラさんの誕生日は1978年10月20日。現在39歳(2017年時点)ということで、成人してバブルが直撃した方ではないんですね。この芸を身につけるために相当勉強したんでしょう。
今回はバブル用語がよくわからない人たちが平野ノラさんのバブリーネタをもっと楽しめるように、ネタからバブル用語を引用して簡単に解説したいと思います!
平野ノラに学ぶバブリー用語15選
バブル用語①「ぶっとびー」
ぶっ飛ぶほど驚く様。
バブル用語②「おったまげー」
おったまげる(押っ魂消る)の活用形、ぶっとびーより驚き度が高いらしい。おったまげるは一部の地域の方言として使用されている。
バブル用語③「土地を転がす」
平野ノラさんのネタの中で「土地と一緒に転がしてやろうか」「土地と男を転がすわ」などのように使われます。
バブル時代は短期間で価値が大幅に上がっていたため、買った価格より高い値段で売る「土地転がし」「マンション転がし」など転売が盛んだったようです。買った後にバブルが崩壊して大損こいた方はさぞ大変だったでしょう。
バブル用語④「肩パッド」
バブル時代に流行したジャケットの肩が出っ張っているファッション。
「ずれてるゾ、肩パッド」「肩パッドの中には吉田栄作のTシャツ」のような使い方をする。
バブル用語⑤「ショルダーホン」
平野ノラさんがいつも肩に担いでいる携帯電話。携帯電話が出てきた当初は今のようにポケットやバッグに入れることが出来ないサイズだった。重量が3kgほどあったというから驚き。
それを軽負担で支えるために肩パッドが流行ったのかもしれない。
バブル用語⑥「ケツカッチン」
いわゆる業界用語で、撮影を止めるときに鳴らすカチンコ=【終わりの(尻・ケツ)+カチンコ】からきている。
ネタ中にはショルダーホンで電話を切る際の別れの言葉として「OKバブリーケツカッチン」のように使っている。
その他にも「シモシモー(もしもし)」「ギロッポン(六本木)」「グーフー(フグ)」など業界用語が度々ネタで使われる。
バブル用語⑦「ゲロゲーロ」
「えーやだー」とかそんなニュアンスで使用する言葉。ゲロが出るほどテンションが下がっている様。とんねるずの石橋貴明さんが流行らせた言葉とのこと。
業界用語は石橋貴明さんが番組中で使っているのを今でもよく見ますが、バブル時代の石橋貴明さんの発言はとても影響力が高かったことが窺えますね。
バブル用語⑧「鉄骨飲料」
当時大人気だったサントリーの鉄分・カルシウム入りのトクホ飲料。シュールなCMも人気だった。
「もう一本飲ませてよ、鉄骨飲料!」のような使い方をする。
バブル用語⑨「ソバージュ」
毛先から弱く細かいパーマを施してウェーブをつけたヘアスタイルで、バブル時代に流行した。ソバージュはフランス語で「野生の」という意味。蕎麦みたいだからということではないらしい。
バブル用語⑩「ワンレン」
ワンレングスカットの略で、前髪も含め髪を一定の長さにカットして揃えるヘアスタイル。前髪をかきあげて視界を確保する。貞子もワンレンにハマった世代なのかもしれない。
バブル用語⑪「ボディコン」
ボディ・コンシャスの略。体にぴたっと密着した服で、体のラインが強調される。バブル時代に流行したジュリアナ東京やマハラジャといったディスコ(クラブ)には過激なボディコンをまとった女性で溢れかえっていたとか。
現在の子たちはボディコンプレックスによりボディコンどころじゃないようだ。ワンレンと合わせて「ワンレン、ボディコン、舘ひろし」のような使い方をする。
バブル用語⑫「お立ち台」
ディスコにあるフロアより高く設置された台。ボディコン+羽付き扇子を持った女性がそこに立って踊り、我こそがと目立とうとしていた。お立ち台で踊ると男性からナンパされやすいことから、そのために踊っている人も多かったようだ。
バブル用語⑬「W浅野」
「W(ダブル)浅野」は、バブル時代大変人気のあった女優「浅野温子さん」と「浅野ゆう子さん」の二人を表す愛称。フジテレビ系ドラマ『抱きしめたい!』で主演として共演した2人が、たまたま同じ苗字であったことから付けられたそう。
バブル用語⑭「おニャン子クラブ」
AKBのプロデューサー秋元康さんが当時プロデュースしていた大人気アイドルグループ。AKBと同じくかなりのメンバー数。
中には最近も活躍している工藤静香さん、渡辺満里奈さん、国生さゆりさんなども元メンバーだった。
AKBと同じ「恋愛禁止」グループだったが、当の秋元康さんはおニャン子のメンバーと結婚をしている。これにはおったまげのゲロゲーロ。
バブル用語⑮「五時から男」
高田純次さんが栄養ドリンク「グロンサン」のCMで使った「5時から男のグロンサン♪」というキャッチコピーから。
終業時間である5時になると元気になるサラリーマンのことを表している。当時の流行語にも選ばれた。
ネタでは「よっ!五時から男!」のように使っている。
平野ノラさんのバブリーネタその2「バブリー保育士」
やっぱりスゴイ!バブル時代のおったまげ話
これでバブリーな用語をなんとなく覚えられましたね!しかしやはり気になるのがバブル時代を体験した方々のエピソード。最後にいくつかご紹介します!
- 買ってすぐの不動産が数年で倍になり、そして数年で元の値に戻った。買い替えをして更に大きな借金をしないでよかったと思う。(50代・男性)
- プライベートの飲み会でも会費2万円は珍しくありませんでした。 金曜日の晩は、タクシーをつかまえることができませんでいた。(60代・男性)
- 借金して家を建てたが、給料が上がり続け、返済の負担感がどんどん減っていった。(60代・男性)
- ベンツやBMWを乗り回し楽しんだ(70代・男性)
- 上司に毎晩、あちこちと飲みにつれていってもらったが、一か月もしないうちに、会社が倒産。バブルがはじけました。私の場合、バブルは短かった!(60代・男性)
- 入社数年目だったが、月収がボーナスより多かった。(50代・男性)
- ミニスカのワンレン女子がボディコンでジュリアナ東京で踊る様をよく見ていた様な~!まぼろし?(50代・男性)
- 大阪から東京への出張がいつも新幹線のグリーン車、たまに個室。東京での宿泊は帝国ホテルでした… 会社から与えられた車は1千5百万くらいするジャガーのダイムラーという車でした。別にやくざじゃありません。画廊に勤務していました。(50代・男性)
- バレンタインの義理チョコのお返しが物凄い高いものだったりと、高価なものをもらえることが多かった。(40代・女性)
- バブル最後の時期が大学卒業の就職活動期でした。「うちの会社にきてくれれば車1台あげます」という会社もあったし、内定が出た学生が逃げないよう海外旅行に連れてってくれる会社などもありました。 就職活動は完全に売り手市場でした。(40代・女性)
- 飲みにいって一曲歌うと、周りの知らない人たちから、頼んでもいない飲み物や差し入れが届く。飲みにいっても、お金を払わずに帰れた(40代・女性)
- 近い距離でも皆がタクシーを使うせいで中々乗れず、電話をしても話し中ばかりで通じないし出ても平気で1時間とか待たされた。(40代・女性)
- バイトで水商売をしていたとき、チップで20万もらった(40代・女性)
- 田舎に住んでいたのでほとんど関係なかったと思います。 東京の華やかな雰囲気をテレビや雑誌などで見ていました。(40代・女性)
やはりバブルってすごいですね…。「タクシーは1万円札をヒラつかせて呼び止めないと止まってくれない」というような話も聞いたことがあります。一度味わってみたい。
おわりに
ちなみにROCKETMAN(ふかわ りょう)プロデュースでCDデビューも果たしています。
平野ノラさんの最近の人気上昇ぶりはまさにバブルのよう。このバブルが弾けないことを祈ります。
OK!バブリー!!feat.バブリー美奈子 / 平野ノラ
【調査概要】
調査方法:ドリームニュースモニターアンケート
対象:日本全国10~80代男女455名
調査期間:2016年5月11日~2016年5月18日