新フードデリバリー「UberEATS」を試してみた。配達員システムはまだ課題が残る。

今、世界的に躍動している配車アプリと言えば「Uber」である。日本での本格的な運用はタクシー業界等の反発などからまだまだ先になりそうだが、そんなUberがフードデリバリーサービスを9月29日より日本でも開始しました。
それが、「UberEATS(ウーバーイーツ)」。
東京の一部のエリア(渋谷・恵比寿、青山・赤坂、六本木・麻布)での試験的なスタートとなっており、今後大きくサービスが変化する可能性もあるが、現段階ではエリア内の150以上のレストランの料理がほぼ同じ価格帯で注文でき配送手数料も無料となっているらしい。

話題の「UberEATS」を使ってみた

日々忙しく働く現代人としてはデリバリーサービスは欠かせないもの。既存のデリバリーサービスとの比較も兼ねて、早速このUberEATSを使ってみました!

利用するには「Uber」のアカウントが必要

UberEATSを利用するにはUberのアカウントが必要になります。
といっても、Uberのアプリを必ずしもダウンロードする必要はなく、UberEATSアプリをダウンロードすれば問題ない。
私自身も、配車アプリとしてのUberは今まで全くの無用。Uberのアカウントもアプリも持っていなかったので直接UberEATSをダウンロード。

なお、UberEATSはiosもAndroidにも対応しています。

ダウンロードが完了してアプリを起動すると、ログインが必要になります。ここでUberアカウントを持っている方はそのアカウント情報でログイン。無い人は新規でUberアカウントを作成すればオーケー。

レアなレストランが名を連ねる

住所情報と決済方法のクレジットカード情報の入力も済ませアカウント登録完了。
見た目は非常に綺麗で、ユーザーにとっても使いやすそうな感じに仕上がっています。

店舗ごとに配達時間の目安が書いてあるので、予定と照らし合わせながら注文することが可能。(時間通りに来ればの話ですが・・)

現段階で提携しているレストランは本格的な店舗ばかり。6割がデリバリーに新規参入するレストランで、出前館をはじめとする既存のデリバリーサービスのラインナップとはだいぶ違います。レアな店舗の料理を注文することが可能なのでこれはとても魅力的なポイント。

注文はアプリで簡単スムーズ

アカウントを登録して、一度支払い情報や住所を登録してしまえば注文は非常にスムーズ。
今回は、青山にある横濱みなと亭でハンバーグを注文することにしました。

注文は本当に簡単。
好きなメニューを選択し「注文する」をタップすればそれで完了。食べるメニューさえ決まっていれば、スマホ起動から1分かからないでしょう。

詳しくは後程説明するが、注文の確定後はアプリ内の注文状況で進捗を確認できます。
注文後すぐは下記のようになっており、この段階では注文をキャンセルすることも可能なようです。

配達状況をリアルタイムで確認可能

アプリ内で、右下の「注文状況を確認する」をタップすれば、注文がどのような状態にあるのかをリアルタイムで確認することができます。

配送サービスにおいて、配達状況の確認できること自体は今となっては決して目新しい機能ではないが、今回、フードデリバリーのUberEATSを使っていてとても好印象だったのが、状況確認においてレストラン側がその注文を受け付けたのがリアルタイムで分かるというところ。

ネット注文でありがちな、「本当にオーダーが通っているのか?」という不安を払拭してくれるのでこれはありがたい。

商品が配達中になると、この注文状況も配達中に変わります。プッシュ通知をオンにしておけば、より状況も確認しやすい。

また、配達員がどこにいるのかも注文状況のマップでリアルタイムで確認できます。近づいてきているのが分かると正直落ち着かないけど・・・

予定時間ピッタリに料理到着・・と思ったらトラブル発生!!

今回、注文は11時45分ほどに完了し、当初の配達時間は12時19分を予定していました。
予定時間が迫ってきてアプリを確認すると配達員さんも配達エリアに入ってきている。もうそろそろかなと思っていたところに突然電話が鳴る!

出てみると、予想通りUberEATSの配達員さん。
UberEATS配達員:「もう近くにいるんですけど・・・(ちょっと声が遠い)」、
:「あっ、じゃあ下まで取り行きますよ!」

編集部の入っているビルが改装工事中のため迷うかもしれないと思い、ビルを出て入口で受け取ろうと思ったがいない。
しばらく探すがそれらしき人が全くいない!

電話してみる。
「お客様の電波の届かない・・・」

「!!!」
「おいっ!どうなってる?」

探しては電話を繰り返すこと数分・・・この数分は長い。
途中、全然違う人に間違えて声かけたし。

そして、数回目の電話がやっとつながる。
:「どこですか?」
UberEATS配達員:「どちらですか?」
「・・・・・・」
(噛み合わない)

念のため、住所を確認しあうとまさかの事態が起きていた。

住所の番地が抜けていて正確な場所が分からないという・・・

詳しくはよく分からないが、届け先の番地が抜けて表示されていたため、ビルの号室を番地と思いそこにいたということらしい。(後で思い返せば、そんな住所存在しないのだが・・・)

正しい住所を電話で伝え待つことさらに数分。
その間、自分のアカウント登録の際に住所入力をミスしたのかと思い確認するが・・・

ちゃんと入力されている!!

でも確かに、今思えば住所入力の画面のユーザビリティは悪かった。
それが何らかのシステム的な不備を起こしているのかは分からないが、今の時代はあまりあり得ないようなやり取りを正味10分ほどは続けた。

そして、配達員さんがやっと到着。
大きなデリバリーバッグを担いだ若い配達員の男性が歩いてきた・・
歩いてきた??

聞くと、違うところにバイクを止めて歩いて回っていたらしい。違うビルにも行ったとか・・(そりゃそうだ)

結局、到着予定時間を約10分ほどオーバーしてしまうという結果になってしまったが、配達さえスムーズにいけば予定通りの時間で料理を運んでくれたことになります。

これで、ふてぶてしい態度取られたら更なるトラブルに発展してしまうでしょうけど、低姿勢で笑顔が気持ちいい配達員さんだったので、今回はよしとしましょう!

注文したハンバーグはこぼれたり傾いたりすることもなく、美味しくいただきました。

ポイントはココ!配達員の違い!

さて、前項で配達員さんとのやり取りをズラズラと書いたのはちょっとした理由が。
それは、デリバリーサービス大手の出前館との大きな違いがこの配達員であるということ。
出前館のサービスは、各店舗に注文が来ればその店舗スタッフが配達をする。しかしUberEATSは料理を提供する店舗と配達員は関係なく、配達員は独立したグループなのです。
配達員は街中で待機して、注文が来ると店舗に料理を取りに行き、お客さんの元へ届ける。

つまり、Uberのような配車アプリとして登録するドライバーと同じような立ち位置にいるというわけです。

日本で始まったばかりのUberEATS、実はここで配達員として働いた方が自身のブログ内で、配達員側目線の非常に興味深い記事をあげています。
UberEATSの配達員をやってみたら、長文になった
こちらの記事を見ると、やはり配達員側で住所が表示されないなどの不備が起きていることが分かりました。ということは、今回のようなトラブルは他でも起きているということであり、システム的な改善がない限りはこれからも起こり得るということでしょう。

また、UberEATSの配達員さんは言ってしまえばお客側でもなくレストラン側でもなく第3者的立場にいます。このことも少なからず、正確な配達に影響するのではないかと考えられます。
UberEATSの配達員の仕組みは、さまざまなメリットもあり有益なシステムだとは思いますが、オープン間もない今の段階ではまだそれがうまく機能していないのかもしれません。

このあたりが今後、どのように改善されていくのかがポイントになるのではないでしょうか。

お客としてみれば、何よりも予定時刻にスムーズに届いてくれることを望んでいます。
そう言えば、昔は電話で「○○です」っていえば住所いわずとも届けてくれるようなコミュニケーションがありましたね。