回転寿司チェーンのスシローが10月14日より、全国のスシローにて新商品「鯖系カレーつけ麺」の販売を期間限定で開始した。
鯖系カレーつけ麺・・・
低価格帯の回転寿司チェーンにおいては、寿司以外のメニューも豊富にあり、ラーメンやうどんなどの麺系メニューがあることも知っていたが、はっきり言うと、自分はあまりスシローやくら寿司をはじめとする回転寿司チェーンには行かない。
理由は言うまでもない、美味しくないというイメージを持っているから。寿司以外のメニューなんてもってのほかだと。
今回、別件で池袋に行く用事があり、たまたま昼食をスシロー南池袋店にてとることになりました。
そこで、本日から発売となっていたのが「鯖系カレーつけ麺」なるもの。興味本位から食べてみることにしたのだが、その味は私の予想を遥かに上回るものであった！
スシロー期間限定販売「鯖系カレーつけ麺」を実食
席に案内されて気づいたこの「鯖系カレーつけ麺」（400円）。
（※全国的には360円だが、この南池袋店だけは何故か400円らしい。）
調べてみると・・・今日から販売開始した新メニューじゃないか！
まったく知らなかった。いや、むしろ知っていたとしても決して興味は沸かなかったであろう・・・・
しかし、ここに来たのも何かの縁と感じて注文してみることに！
スシローも他の回転寿司チェーンと同様、タッチパネル形式で注文を通すことができるシステム。
同じタイミングで注文した寿司がどんどんと到着する中で、待つこと5分くらいだろうか。
自分たちの席のレールに、ついに鯖系カレーつけ麺が流れてきた。
カレーつけ麺だけに、つけ汁はもちろんカレー。
太めのストレート麺の上には、ネギとチャーシューが2枚、そしてなんとも寿司屋らしくシャリがトッピングされています。
このときの心境としては、まだ単なる面白半分の気持ちでしかなかった。
「寿司屋来てこんなの頼む人いるのかよ。美味しいわけないよね。」
心の中では、こんなことを感じながら麺をカレーつけ汁につけて一口すする・・・
「あれ・・・？、うん？・・・・旨くねーかこれ？」
散々小馬鹿にしていたはずの私が、キョトンとした顔をしているのを感じ取った連れが一口食べる。
「・・・・・・」
しばし、お互いの表情から感情を探り合いつつの変な沈黙が数秒間は続いた。そして、堰を切ったように一つの感情が噴き出した！
「これ悪くないわ。結構旨いかもしれない・・・いや、もうはっきり言って旨いわ！！！」
ここまで来たらもう認めざる負えない。
まさかといったら失礼かもしれませんが、スシローの鯖系カレーつけ麺は私の予想を遥かに超える旨さだったのです。
カレーつけ汁は鯖の味と風味がしっかり出ていて、カレースパイスとのバランスが絶妙に仕上がっている。
カレーが変に強すぎることもなく、魚臭さが際立っていることもない。
しっかりと魚介の旨味が効いているのである。
チャーシューは可もなく不可もなくといったところだが、ここが回転寿司屋ということを考えれば十分に落第点。
トッピングのシャリは麺を食べ終わった後に、残ったつけ汁に入れて食べるとグッドとのこと。
了解！
投入したシャリをつけ汁の中でほぐしていくと、和風カレーリゾット風に。
カレーとシャリの組み合わせがどうなるのか不安ではあったが、シャリの酢はカレーの濃厚さにかき消されてほぼ分からない。
ここでも、鯖の旨味が効いていてカレーライスとしても普通に旨い。
正直、これほどまでのレベルのつけ麺がスシローで食べられるとは思ってもいませんでした。
何が旨いって、間違いなくカレーつけ汁が旨いんです！
過去に数度、ラーメン屋でカレーラーメンやカレーつけ麺を食べたこともありますが、断トツでスシローのこのつけ汁のほうが旨い！
結論。スシローさんごめんなさい。今まで食べず嫌いでした。
もしかしたら、今までの自分のように「スシローだろうがくら寿司だろうが回転寿司なんて美味しくないし絶対に行かない」と考えている人は決して少なくないはず。
もちろん、高級寿司屋と比べればレベルが落ちるのは当然のことではあるが、昔と比べ大きく進化していると言っても過言ではないでしょう。
もちろん、つけ麺以外にも普通に寿司メニューも食べたのだが、総合して感じ得たことは、「安くてまずい回転寿司」から「安めでそれなりに旨い回転寿司」に変貌していたということ。
もしかしたら、期待をしていなかったが故に普通以上に美味しく感じてしまったのではないかと店を出た後に考えてみたが、それでもまずいものはまずいと思うはず。
スシローの鯖系カレーつけ麺は、誰がなんと言おうと旨かったのだ！！
スシローさん、私の家の近くにもありますね。
好きな食べ物ベスト1が寿司にも関わらず、今まで見向きもしなかったことをここにお詫び申し上げます！
今度は、家族で伺わせていただきますよ！！
▼旨さのポイントはこのカレーつけ汁。ベースには、国産の鯖を骨から砕いて作られる特製の鯖ペーストを使用している。そこに、鯖のうまみに合うように数種類のスパイスを独自にブレンドしたカレーを合わせることで、コクと深みのあるスープを実現したとのこと。
▼チャーシューもとても寿司屋のレベルとは思えない。
▼麺はつるつると喉越しのよいストレート麺
▼寿司に使われるシャリをトッピング。麺を食べ終わったても2度楽しめる。
▼都心型店舗の1号店として9月にオープンしたばかりの南池袋店。限定メニューも豊富に用意されている。
▼スシロー池袋店限定の「ローストビーフマウンテン」（300円）
▼こちらも限定の「鯖バーガー」（200円）
鯖とシャリがパンでサンドされている。