アメリカ発のハンバーガーチェーンの日本進出が勢いを増す中、以前より大注目されていたハンバーガーショップがついに日本初上陸を果たした。
2017年3月24日(金)、東京は青山にオープンしたのはロサンゼルス発のハンバーガーチェーン「UMAMI BURGER(ウマミバーガー)」。
タイム誌の「史上、最も影響力のある17のバーガー」にも選出されたという“うま味”にとことんこだわったハンバーガーを食べてきました。
UMAMI BURGER(ウマミバーガー)ってどんなハンバーガーなのか?
ウマミバーガーはアメリカ人のアダム・フライシュマンによって創設され、2009年にロサンゼルスで開業したハンバーガーチェーン。
根っからのアメリカンバーガーですが、お気づきの通りウマミバーガーの“ウマミ”とは日本語の“うま味”に由来しています。
食材の「うま味」を最大限に引き出す方法を試行錯誤の末に編み出したウマミバーガーは、アメリカでも大人気となりタイム誌が選ぶ「史上、最も影響力のある17のバーガー」にも選出されました。
看板メニューの「ウマミバーガー」には、ローストトマト、シイタケ、玉ねぎ、パルメザンチーズなどうま味成分の多い食材を組み合わせるという、一つ一つの食材にこだわったハンバーガーです。
2017年3月24日(金)、ついに日本に初上陸したウマミバーガー。シェイクシャックや他のグルメバーガーがひしめき合う東京は青山という土地で日本人の胃袋を掴むことができるのかが今後の注目どころ。
▼オープニングセレモニーの様子。サプライズで登場した歌手の「赤西仁」さん(写真中央)もウマミバーガーをバックアップ。
ウマミバーガー食べてきた。パティのうま味がほとばしる!
はじめに言っておきますが、食べるには行列は必至でしょう。いつまでこの状態が続くかは分かりませんが、前評判の高さと注目度を考えればしばらくはこの状態が続くのかもしれません。
オープンから4日目(平日)の雨が降りしきる寒さの中にも関わらず、11時のオープン30分前にはすでに15人以上の開店待ち行列が。
その後も行列は伸び続け、オープン時には50人近くの行列を確認。
今回注文したのは、メインのUMAMI BURGER(ウマミバーガー)1,380円(税別)と、Truffle BURGER(トリュフバーガー)1,480円(税別)、さらに日本限定メニューのSamurai BURGER(サムライバーガー)1,380円(税別)とU-nami BURGER(ユーナミバーガー)1,280円(税別)の4つのハンバーガー。
豊富なサイドメニューからも、スタッフさんおすすめのManly Fries(マンリーフライ)800円(税別)を注文しました。
シンプルながらも味わい深いUMAMI BURGER(ウマミバーガー)
UMAMI BURGERは言わずもがなの看板メニューで、ビーフパティにローストトマト、シイタケ、パルメザンチーズ、キャラメルオニオンを重ねケチャップでシンプルに味付けしたハンバーガーです。
運ばれてきたUMAMI BURGER(ウマミバーガー)1,380円(税別)がこちら!
中身をチラ見すると、ローストトマトとシイタケが焼き上げたパルメザンチーズの上に鎮座。
パティの焼き加減を選べる斬新なシステム!おすすめはミディアムレア!
ハンバーガーで焼き加減をお客側が選べるのは非常に珍しいのではないでしょうか。
ステーキのように、レア、ミディアムレア、ミディアム、ウェル、ウェルダンから選択できます。今回は一番おすすめだというミディアムレアで。
味付け自体は本当にシンプルで、それぞれの食材自体を楽しめるように作られています。
ビーフパティは本当に絶品で肉のうま味を存分に味わうことができ、中のレアな部分はとろけるような口どけ。パルメザンチーズのカリッとした食感はとても気持ちよく、チーズの風味もしっかりと感じられます。
ただ、シイタケについては少し疑問。
もちろん美味しいですが、シイタケが一つがまるごと入っているため、どこかのタイミングで一口で食べなければいけないわけです。
例えば、細切りにしてローストしたものを全体にのせたほうが全体として馴染むと思うのですが。そういうわけにはいかないのでしょうか。
とは言っても、ふんわりとしたバンズとの相性も良くパティをはじめとした素材のうま味をしっかり味わえる、ある意味で新ジャンルのハンバーガーと言えるのかもしれません。
値段は1,380円で、ポテトやドリンクは別ということを考えるとかなり強気の値段ではあります。しかし、ファーストフードチェーンのそれとは違い、ウマミバーガーは素材にこだわり丁寧に作り上げた王道のグルメバーガー。
この値段払ってでも食べてみたいという人には、損はないかもしれません。
シェイクシャックをTHEアメリカンなハンバーガーとするならば、ウマミバーガーは日本人的な「和食」の発想に近いハンバーガーと言えるでしょう。
パティは予想以上にボリュームあり!肉のうま味がビンビンに伝わってきてマジで絶品!
その他のハンバーガーも個性派揃い
バーガーメニューは他にも豊富にあって、ここ日本でしか食べられない限定メニューも用意されています。
▼Truffle BURGER(トリュフバーガー)1,480円(税別)
個人的にはこちらのほうが好きかも。ビーフパティのうま味を思う存分味わうことが出来ます。トリュフの香りもグッド。トリュフバーガーもパティの焼き加減を選べます。
▼日本限定メニューのSamurai BURGER(サムライバーガー)1,380円(税別)
パティにテリヤキソースを絡めて、ワサビアイオリソース、レンコンフライ、大葉、なめこなど和の食材を使った和風バーガー。
テリヤキベースの味に、レンコンの食感と大葉の香りが意外にもマッチしていてこちらもおすすめ。大葉の風味が結構効いているので、大葉が苦手という人には不向き。
▼こちらも日本限定のU-nami BURGER(ユーナミバーガー)1,280円(税別)
こちらはいわゆるフィッシュバーガー。
真鱈のフライにハーブタルタルとレタスなどたっぷりの野菜を重ねたバーガー。全体をカレー風味のソースがまとまています。
真鱈のフライは肉厚でふっくらプリプリとした食感となっていてボリュームもあります。
▼スタッフさんおすすめのサイドメニューManly Fries(マンリーフライ)800円(税別)
フライドポテトにスモークベーコン、チェダーチーズなどを乗せたもの。
味的には文句なしに美味しかったのですが、提供されてきたときにはすでにポテトが冷たくなっている部分があったのがちょっと残念。
【UMAMI BURGER(ウマミバーガー)青山店】
住所:東京都港区北青山3丁目15-5
営業時間:11:00~23:00
休日:無休
H.P:http://umamiburger.jp/
グルメバーガー界の革命児の今後に期待
ハンバーガーチェーンとしては、シェイクシャック以来の大注目の日本進出となったウマミバーガー。
グルメ大国である日本で成功を収めるには、その味もさることながらブランドを認知させつつ、そのブランド力を高めていくことが重要なのではないかと感じています。
改善して欲しい点もいくつか見受けられましたが、これから日本のグルメバーガー界の大本命となることは間違いなしなので、ウマミバーガーの今後は注目です。
▼はじめに出てくるピクルス
▼店内の様子
▼UMAMI UMAMI UMAMI うまみ!
▼ロゴが入ったコースター