「ブリ(鰤)」は出世魚として縁起の良い魚でもあり、日本の食文化に深く根付いた“最高に旨い魚”の一つ。
口の中でとろける脂の旨味を想像しただけでもヨダレが止まらくなってきてしまう。
さて、今回紹介するのは、そんなブリの魅力に取りつかれたという店主が開いたブリの専門店、東京は東中野にある「和びすとろ ぶり中野」だ!
店名は「ぶり中野」、あの往年の女子プロレスラーを想像してしまった方もいるかと思いますが、決して間違ってはいない。
意識してこの店名を付けたのだ!
東中野の閑静な住宅街に佇む「和びすとろ ぶり中野」
「和びすとろ ぶり中野」は、2016年8月にオープンしたブリの専門店。ブリの魅力に取りつかれたという店主が作る料理は、もちろんブリを使った多彩なメニューのオンパレード。
刺身や定番のブリ大根、ブリのカツや燻製など至れり尽くせりのブリがお出迎えしてくれます。ブリ好きなら聞いただけで身震いするほどの興奮を覚えるはず!
場所は東中野。東中野駅の東口から徒歩5分ちょっと歩いた閑静な住宅街の中に佇んでいます。
駅から通りを歩いていくと、ボワッと灯った提灯の光がうっすらと視界に入ってくる。和モダンな雰囲気が漂う門構えのココがブリの専門店「和びすとろ ぶり中野」です。
雰囲気は抜群、旨いものを出してくれそうな感じがヒシヒシと伝わってきます。飲食店の第一印象は大事。
これは面白半分の専門店なんかではない、本気でブリが大好きで本気でブリと向き合っている店主が中にいるとみた!
溢れそうなヨダレとともに入店!
ヨダレもののブリのフルコース。そして全部旨い!
店内はカウンターとテーブル席があって約20席ほどでしょうか。それほど大きな店ではないが中も綺麗で雑多な感じは一切感じられない。
テーブル席に案内されメニューを見てみると、まさにブリだらけ!
前菜から煮物、焼き物、締めのご飯物まで至る処にブリがいる、大体全メニューの6~7割くらいはブリを使った料理といった印象。
初めて来た人には、「どれを注文していいのか?」、「どれがおすすめなのか?」が分からないと思いますが、そこは店員さんに聞けば一つ一つ丁寧に説明してくれます。
今回は、店員さんのおすすめも含めて以下のブリメニューを注文。まさにブリのフルコースメニュー!
≪鰤燻製のポテトサラダ≫
ポテトサラダにブリの燻製を合わせた一品。
ブリの旨味と燻製の香りが加わり、いつものポテトサラダがコク深い味わいに変化しています。
一発目のビールとの相性もグッド!
≪刺身三点盛り≫
刺身は、好きな魚をチョイスして盛り合わせにしてくれます。ブリは鉄板ということで、今回は真いわしとマコカレイを合わせた三点盛りで。
いわしやマコカレイも新鮮で旨い。
でも今日の主役はやっぱりこのブリ! この日のブリはトマトを餌として与えたトマトブリなるものです。
口に入れれば、そこは旨味の嵐!
上品な脂の風味が鼻孔を突き抜けていき、顎のあたりがキューっとなる。全身が旨いブリを食べれたことに喜びを感じているのが分かります。
やはりブリはとてつもなく旨い!
苦手な人も多いでしょうが、これは最強の魚だと再認識せざるを得ない。
≪ぶり大根≫
一般的に想像するブリ大根は、醤油でもっと濃いめに味付けされたものですが、こちらのブリ大根はかなりあっさりした上品な仕上がり。
しかもよく見てみると・・・大根の上には生のブリの刺身が!
ブリの旨味をたっぷりと吸ってよく煮込まれた大根、そこに生のブリと柚子胡椒をつけて一緒に食べれば至福の幸せ。今まで味わったことのない初めてのブリ大根。
これは、絶対に食べたほうがいいです。
≪鰤カマ焼き≫
ブリのカマをシンプルに塩で豪快に焼き上げた一品。
これもヤバイ!
シンプルにブリの旨味をドカンと味わうことが出来ます。カマの脂の乗り具合が半端じゃないです。
マグロのカマと同等、もしかしたらそれ以上の価値があるんじゃないかというぐらいの旨さにノックアウト寸前。
香ばしさで日本酒が止まらない。
≪ぶりの中落ち≫
「ぶりの中落ち」なるメニューも存在。今回、最も虚を突かれたのが実はコレです。
中落ち部分の身を綺麗にお皿に盛り付けたものが出てくると思いきや、席に運ばれてきたのは、
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コレ!!
夕方ニュースの6時半くらいにやってるグルメ特集とかで、マグロの中落ちをスプーンで削っている魚屋さんを見たことはありましたが、まさかそれを自分でできる日が来るとは。
美味しさのみならず、ワイワイと楽しみながらできるある意味パーティーメニュー!
肉でも魚でも、骨の周りの身が一番うまいと言いますからね。
スプーンでガツガツを身を削れ!
ブリ好きなら一度行くべし! 心ゆくまでまでブリを堪能しました
前々から密かに思っていたこと、魚の中で一番旨いのはマグロでも鯛でもなくブリなんじゃないか?
いや、マグロも鯛やヒラメなどの白身魚も旨いものは旨いのは事実。一番がどうとかを決めつけるのは無粋なのでやめておきますが、シンプルに一つのことを再確認することに。
ブリという魚は最高に旨い!
一つの食材の専門店と言うと、途中で飽きてしまうことも少なからずありますが、ここブリの専門店では最初から最後まで美味しくブリを楽しむことができました。
ブリ意外のメニューも多少は用意されていますが、ここは根っからの魚好き、ブリ好きが行くべきお店。
寒ブリがあるようにブリと言えば冬と思っている人もいるでしょうが、最近では夏でも美味しいブランドブリが増えてきているといいます。
ただやはり、寒ブリの季節には、東中野の地にもう一度私の足が向くことは間違いない。
【和びすとろ ぶり中野】
住所:東京都中野区東中野1-45-4
営業時間:18:00~翌3:00(LO.2:00)
定休日:月曜日
食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131901/13198910/
▼珍しいブリカツも。マヨネーズでいただく新感覚
▼ブリの西京焼き
▼ブリの漬け丼
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