その知名度で言えば、日本のお菓子の中ではトップ10に入ることは間違いない。
ロッテのチョコパイは、それほど日本人にとって馴染み深いお菓子の一つとなっている。
そんな、1983年の発売から変わらぬ美味しさで我々を魅了してきたチョコパイは、この度新たなステージへと挑戦した模様です。
世界的有名パティシエである鎧塚俊彦シェフ監修の下、チョコパイを単なる庶民的なお菓子から高級スイーツへと進化! こだわりの厳選素材を使用し一つ一つ丁寧に仕上げた「生チョコパイ」は、何と1つあたり500円(税抜)という強気の価格設定。
一般的なケーキ屋と同等、それ以上の価格設定。もはや気軽に食べられるお菓子ではなくなってしまっている。
「生」ということで、消費期限はたったの2日。ナイフとフォークを使って食べるのが生チョコパイの正しい食べ方だとか。
こちらの「生チョコパイ」が買えるのは新宿の京王百貨店のみ。
2018年4月19日(木)からの1年間の限定販売となっているレアで高級な生チョコパイを堪能してみました!
鎧塚シェフ監修「生チョコパイ」の種類は4種類
販売されている生チョコパイの種類は全部で4種類となっています。
全てのレシピを鎧塚シェフが監修し、一つ一つ丁寧に仕上げられた贅沢な大人のチョコパイがここに登場。
生チョコパイは、一つ一つ重厚なボックスに入っています。知らなければ、まさかこの中に入っているのがチョコパイとは思わないでしょうが。
箱を開けて中身を取り出してみると、見覚えのあるチョコパイの独特のフォルム。ですが、生チョコパイの神髄はチョコパイの中にあり。この中に鎧塚シェフのこだわりが詰まっているのです。
苺とピスタチオの「FRAISIER(フレジェ)」
まるごと苺を贅沢にも使い、ピスタチオと合わせたのがこちらのFRAISIER(フレジェ)。
生地にも苺果汁をたっぷりと染み込ませ、ゴロっとした苺の果肉も楽しめる贅沢な一品。
口に入れてみれば、苺の爽やかな甘酸っぱさと香ばしくもコクのあるピスタチオクリームが何とも言えない至福の瞬間を与えてくれます。
もちろん、慣れ親しんだチョコパイとしての存在感も残ってはいるが、もはやそれは高級スイーツの味わいと言い切ってしまったほうがいいでしょう。
抹茶とくるみの「UJI MATCHA(宇治抹茶)」
宇治抹茶のクリームと香ばしい焙煎くるみをバニラビーンズ入りのカスタードでまとめたUJI MATCHA(宇治抹茶)。
抹茶クリームは、お茶の旨味も強く感じられ、とてもビターな仕上がりとなっています。
くるみの食感と香ばしさが非常に良いアクセントとになっていて和を感じられる一品。
珈琲とマカダミアの「ETHIOPIA MOCHA(エチオピアモカ)」
エチオピア産モカを使用したほろ苦いコーヒークリームとマカダミアナッツを合わせたETHIOPIA MOCHA(エチオピアモカ)。
濃厚なコーヒークリームで、少し甘めの印象だが、中に入っているキャラメルソースが全体をまとめつつも、それぞれの風味を際立たせています。
ラム酒とラムレーズンの「BABA(ババ)」
マイヤーズラムのソースに自家製ラムレーズン、まさにラム酒にこだわった大人のチョコパイがBABA(ババ)。
口に入れた瞬間から広がるラムの高貴な風味、ココアクリームとのバランスも良く、終始ラムの高級感あふれる華やかな香りを堪能することが出来ます。
こちらの商品のみアルコール分が含まれているのでお子様や弱い方は注意。
消費期限は2日かと短いが「お土産」にも最適
生チョコパイは、通常のチョコパイとは異なり生スイーツのため消費期限は2日と非常に短くなっています。
ただ、その目新しさと美味しさを考えればちょっとしたお土産としても非常に喜ばれることは間違いないでしょう。
主要ターミナル、新宿駅に直結した京王百貨店内での限定店舗ということも手土産としての利用に拍車をかけることになるのでは。
鎧塚シェフ監修生チョコパイ専門店は、1年間だけの限定販売です。
オープン当初は話題性もあり、多少の行列は覚悟しないといけませんが、限定期間としては1年と余裕があるほうなので、落ち着いたころ合いを見計らって一度その鎧塚テイストを味わってみてはいかがだろうか。
どれも捨てがたいが、個人的なおすすめとしては、ラム酒がしっかり効いたBABA(ババ)、もしくは定番のFRAISIER(フレジェ)といったところ。
▼高級そうなボックスに一つ一つパッケージされた生チョコパイ。