コカ・コーラが日本の缶チューハイ市場に殴り込みか?
2018年5月28日より、あのコカ・コーラがレモンサワー『檸檬堂(れもんどう)』なる商品を発売開始しました!
なんと、コカ・コーラとして初のアルコール飲料。
その製法には強いこだわりを感じる。
前もってレモンを丸ごとすりおろしお酒に漬け込むという“前割りレモン製法”を採用。
日本の酒場の味わいを再現したとか。
コカ・コーラとしてアルコール飲料自体が初ということもあり、非常に気になるところではあります。
ただですね、この商品・・・、
現段階では九州地区だけの限定発売となっています。
執筆時点では、東京では発売していません。
普通ならばあきらめるところですが、こうも暑い日が続き喉がカラカラになるとどうしても飲みたくなってきます。
とあれば、福岡に住む知人に連絡して送ってもらうことにしましょう。
アルコール度数の異なる3種類のレモンサワー
九州からはるばる東京まで旅してきた『檸檬堂』がこちら。
パッケージも非常に個性的。酒屋で愛用されている藍染の前掛けをイメージしたデザインになっているとか。
ところで、『檸檬堂』はアルコール度数の異なる3種類のレモンサワーが同時に発売されています。
ベースとなる基本の味が、写真(中)の『檸檬堂 定番レモン』。
レモン果汁は10%でアルコール度数は5%となっています。
写真(右)が、『檸檬堂 塩レモン』。
レモン果汁は7%、アルコール度数は7%と少し強めのアルコール度数。
塩で引き締めた強いお酒が好みの人向け。
写真(左)が、『檸檬堂 はちみつレモン』。
こちらは、レモン果汁7%、アルコール度数3%とはちみつで甘味を加えたお酒が弱い人向けの商品。
3種類ともに、350ml缶で希望小売価格150円。
価格は、他の缶チューハイ等と比較しても遜色ない低価格を実現しています。
そうなると、気になるのはその味に他なりません。
本格的なレモンサワーの味わい! 塩レモンがマジでうまい
早速、飲んでみましょう。
どの順番で飲むべきか悩みましたが、やはり基本の定番レモンから飲んでみることに。
コップに注いでみると適度な泡が表面にプツプツと。爽やかなレモンの香りが漂い始めています。
飲んでみた率直な感想は、
「これ、本物のレモンサワーじゃん!」
まぁ、「本物って何?」と聞かれたら回答しかねますが、要はお店で飲んでいるかのようなレモンサワーってことです。
レモンの風味がしっかりと爽やかに感じられ、不味いチューハイを飲んだ時のような気持ち悪さがまったくありません。
まさに居酒屋やBarで頂くレモンサワーのような本格的な味わい。
はっきり言って、安居酒屋で飲むレモンサワーよりも旨い。
強いアルコール感は感じず、グビグビと飲めてしまうバランスの取れたレモンサワーと言えるでしょう。
次は塩レモン
次に飲んでみたのが、アルコール度数がちょっと強めの塩レモン。
これまた旨いし、レベル高い。
先ほどの定番レモンよりも、キリッとした印象ですっきりとしつつもパンチを感じます。
唐揚げやギョーザなんかと合わせたら間違いないでしょ。
酒好きの方には、間違いなくこちらの「塩レモン」をおすすめします。
ただ、アルコール度数は7%でちょい高めなので飲みすぎには注意で。
はちみつレモンはどうなの?
最後に登場するのが、こちらのはちみつレモン。
はっきり言って、これだけ異色の商品です。
アルコールに慣れている人には、もはやジュースと感じてしまうかもしれない。
それほど、はちみつの甘味が強く際立っていてアルコール感も弱いので、お酒が得意でない方にもおすすめできます。
昔懐かしい、あのはちみつレモンの味そのまんま。
『檸檬堂』九州以外でも売ってほしい。いや売るべきだ!
コカ・コーラが出した初のレモンサワーということで飲んでみた『檸檬堂』。
期待を遥かに上回る味わいと150円というコストパフォーマンスには太鼓判。
『檸檬堂』の登場に、缶チューハイ市場は戦々恐々としているのではないだろうか。「居酒屋行かなくてもいいじゃん」とさえも思ってしまう。
ただし、現在は九州地区だけの限定発売のため、九州以外の方は中々手にすることができない商品となっています。
今、九州にお住まいの方にはどんどん飲んで評判を高めてほしいところ。
そうすれば、いつかは全国的に発売となってくれるかもしれませんから。
いつかは来るでしょ。期待して待ってます。
▼すりおろしたレモンを前もって漬け込んだ“前割りレモン製法”