牛丼チェーン「松屋」から、松屋史上初の“うなぎ”を使用したメニュー『うな丼』『うな丼ダブル』『うな丼コンボ』が発売されました!
【目次】
■松屋の『うな丼』について
■松屋『うな丼』シリーズの価格&カロリー
■『うな丼』実食レビュー
松屋に『うな丼』初登場! 伝説のうなぎ屋「小満津(こまつ)」監修
松屋の『うな丼』は、ふわふわとした肉厚な身のうなぎに特製うなぎダレをかけた、数量限定の令和元年松屋特別メニュー。
かつて伝説のうなぎ屋と言われ、多くの食通や文化人が魅了された京橋の名店「小満津(こまつ)」が監修しているとのこと。(※現在は東高円寺に移転)
そして今回、『うな丼』のほかにも、うなぎを2切れ乗せた『うな丼ダブル』、うな丼と「牛めし」を同時に楽しめる『うな丼コンボ』も同時発売!
2019年7月9日(火)から全国の松屋店舗で販売が開始されています。(※一部店舗を除く)
「うなぎ」メニューに出遅れた「松屋」は、名店監修で勝負か
牛丼を提供する有名チェーンといえば、「松屋」、「吉野家」、「すき家」、「なか卯」などが挙げられますが、実はこの中で過去に「うなぎ」メニューを販売してこなかったのが「松屋」だけ。
松屋と比較対象になりやすい「吉野家」「すき家」の両社は、なんと10年以上前の2007年から「うな丼」を提供しています。それ以降も両社は定期的に夏季のうなぎ商戦に挑んできたわけですが、なぜか「松屋」だけは一切参入してきませんでした。
それには様々な理由があると思いますが、大手牛丼チェーンが「うな丼」を初めて提供開始してから12年もの歳月を経て、松屋がついに動き出したのです。そして、出遅れた「松屋」は普通に「うな丼」を出すというだけでなく、「うなぎ屋の名店監修」という箔をつけてやってきました。
悪い言い方をすれば、“いまさら”うなぎ勝負に乗り込むには、他社と差別化を図るための“何か”が必要だったのかもしれません。
兎にも角にも今回の『うな丼』は、「松屋の初うなぎメニュー」ということでしばらく関心を集めそうですね。
松屋『うな丼』『うな丼ダブル』『うな丼コンボ』の価格とカロリー
販売中の『うな丼』シリーズは全3種。みそ汁、ミニお新香、山椒付きで830円(税込)から。大盛りの場合は「ご飯のみ大盛り」の量で提供されます。
※以下全て税込み価格
うな丼
『うな丼』は、丼ご飯にうなぎを1切れ乗せたメニュー。
【並盛】価格830円、カロリー714kcal
【大盛】価格890円、カロリー882kcal
うな丼ダブル
『うな丼ダブル』は、丼ご飯にうなぎを2切れ乗せたメニュー。この『うな丼ダブル』のみ、ご飯大盛りが無料です。
【並盛】価格1,390円、カロリー965kcal
【大盛】価格1,390円、カロリー1,133kcal
うな丼コンボ
『うな丼コンボ』は、丼ご飯にうなぎ1切れと「牛肉」を乗せた欲張りメニュー。単純にカロリーから計算してみたところ、牛肉の量は松屋の「牛皿(並)」の約3/4の量を想定しているようです。
【並盛】価格990円、カロリー915kcal(プレミアム牛めし販売店:918kcal)
【大盛】価格1,050円、カロリー1,083kcal(プレミアム牛めし販売店:1,086kcal)
(※プレミアム牛めし販売店舗・未販売店舗で若干カロリーが異なります)
松屋初のうなぎメニュー「うな丼」食べてみた
▼前置きが長くなりましたが、早速、松屋の気になる新メニュー『うな丼』を食べてきたのでご紹介します!
▼せっかくの「松屋初うなぎメニュー」なので、うなぎが2切れ乗った『うな丼ダブル』を注文! 注文してからものの2、3数分で着丼しました。うなぎといえど、牛丼チェーンならではの提供スピード。
▼うなぎのタレの甘くて食欲をそそる香り。タレの照りと、しっかりついた焼き目が更に食欲を掻き立てます。
▼うなぎの身はとても肉厚です。
お箸がスッと入る柔らかさ
▼力をほとんど入れずにお箸がスッと入るほどの柔らかさ!
▼ひとくち食べると、メニュー紹介にあった「ふわふわ」とはいかないまでも、肉厚ながら程よく脂がのっていてとても柔らかい食感。小骨も全く気にならず、臭みも一切ありません。
▼コクのある程よい甘さのタレと、しっかりと効いた焼き目の香ばしさ。美味しすぎてご飯がススムススム。
▼お好みで山椒をパラパラっと。
▼山椒のさわやかな風味が加わり、これまた最高。
うな丼ダブルにして良かった
最初の1切れはあっという間に我が胃の中へ。
この時思ったのが「うな丼ダブルにして良かった」ということ。美味しくてすぐに食べ終わってしまったので、やはり1切れだけでは量的に物足りなく、心残りが出てきそう。
また、ご飯の量とのバランスを考えても、シングルよりダブルの方が丁度良い配分で食べられると思います。
ダブルを注文した自分にグッジョブ!
ふわっふわ
最初の1切れは、柔らかいものの「ふわふわな食感」という表現には少し届きませんでした。
しかし2切れ目を食べようと箸を入れたその瞬間、「さっきまでと何かが違う!」と、脳が反応。お箸から伝わってくる身の柔らかさが全く違ったのです…。
▼良い異変を感じ、急遽ワンショット。いただきます。
ふわっふわ
なんだこれ、さっきと全然食感が違う…。
うなぎの身の肉厚さはそのままに、1切れ目よりさらに脂がのっていて、歯がいらないほど“ふわっふわ”な食感。1切れ目も十分美味しかったが、これ、めっちゃうまい…。
■部位の違い(2切れ目は、しっぽに近い方の切り身)
■焼き加減の違い
■使用したうなぎ自体の個体差
以上のような理由が考えられますが、とにかく2切れ目の方が当たりだったようだ。
▼その後、無心で食べ続け完食。とても美味しい1杯でした。
スーパーで売っている「うなぎ」と比べ物にならないほど美味しい
今回、松屋が初めて発売した『うな丼』を食べてみました。うなぎ屋の名店が監修したということで、タレの美味しさはもちろん、うなぎの身が柔らかく、ご飯がとても進む美味しさでした。
筆者の記憶に残っているスーパーで売っているような「うなぎ」は、身が硬かったり、ちょっと臭みがあったり、小骨が気になったり、正直美味しいと感じたことはありません。
松屋の『うな丼』はシングルで930円(税込)、ダブルでも1,390円と、比較的手頃な価格。それでこの美味しさが楽しめるのであれば十分アリだなと感じました。(贅沢な食事であることには変わりありませんが…)
ちゃんとした店構えで、松屋の『うな丼』が見た目を整えて出てきたら、何も疑わず「やっぱ良い店のうなぎは美味しいね〜」と感じてしまうかもしれません。
松屋に行く予定のある方は、たまにはちょっと贅沢して『うな丼』でもいかがですか?
今回松屋の『うな丼』だけ食べてみましたが、吉野家やすき家などの「うな丼・うな重」と比較してみようかな。
おまけ『うな丼コンボ』
▼同行者が注文した『うな丼コンボ』。半分は牛丼ということで、山椒にくわえ、七味もついてきました。
▼すごい不釣り合いな組み合わせ(笑)。うなぎと牛肉がドーンと乗っているので、見ただけでお腹いっぱいになりそうなボリューム感。
▼「うな丼を食べたいけど牛丼も捨てがたい!」という方はこちらがおすすめ。