完熟しなければ営業しない銀座のバナナジュースの専門店に行ってきたら、店主のバナナジュースへの強い愛を感じた!

バナナジュース専門店がここ数年で増え続けている中、その先駆けとも言えるのが東銀座にある『BANANA JUICE(バナナジュース)』だ。

オーナーのバナナジュースへのこだわりは非常に強く、バナナが完熟していなければその日は営業しないという徹底っぷり。
ここのバナナジュース以外は飲まないというコアなファンもいるほど、常に行列が絶えない大人気店となっているとか。
こだわりのバナナジュースをいただきに突撃してきました。

営業は平日のみ。バナナ次第では営業しないこともしばしば

場所は、東銀座の駅から数分歩いた裏通りに位置しています。裏路地に面しているため分かりづらいかもしれませんが、この辺りで行列を見つけたら間違いなくそれが「BANANA JUICE(バナナジュース)」。

▼良き雰囲気のある「BANANA JUICE」の看板と行列が目印。

「BANANA JUICE(バナナジュース)」の営業日は、月曜日から金曜日までの平日のみとなっていて、基本的には土日祝日は営業していない。(不定期で土日に営業することもある)
また、営業時間は昼の12時から売り切れまでとなっているが、大体夕方16時半前後には売り切れで閉店となってしまいます。

注意しないといけないのは、平日でもバナナの甘さに納得できなければ営業しない日もざらにあるということ。
バナナと牛乳というシンプルな素材だけに、バナナ次第でジュースとしての味が大きく変わってしまうからでしょう。それだけに、バナナジュースに対して強いこだわりを持っているのが伝わってきます。

営業しているか否かは、お店のツイッターを確認するのが一番ベスト!
営業できない日は、ツイッターで告知してくれているので事前にしっかりと確認しておこう。

銀座バナナジュース@banana5144

お店に伺った日は、事前にツイッターを確認し臨時休業ではないことをしっかり確認。
オープンから1時間ほど経った昼の13時前後にお店に到着。すると、すでに15~20名ほどの行列が出来ていました。
テイクアウト専門店であるが、注文が入ってから一つ一つ手作りで作るためそれなりには待つことになります。結果的には、お目当てのバナナジュースが提供されるまでに約40分前後かかりました・・・。

▼お店の入り口にあるバナナのオブジェが見えたらもう少し

もちろん、バナナジュースのために40分待ったのは初めての経験ですよ。
銀座エリアで働く女性が多めですが、男性も普通に一人で並んでました。

メニューは意外にも豊富! まずはシンプルな「バナナジュース」をいただきました

メニュー表を見て驚いたのですが、意外にも豊富なメニューが用意されています。ベースは全てバナナジュースなわけですが、「きなこバナナジュース」・「黒ごまバナナジュース」・「小松菜バナナジュース」などなどレギュラーメニューだけでも約15種類ほどあります。
さらに、季節の限定メニューというのもあるらしく、この日確認できたのは13種類の限定メニュー。

「チョコミントバナナジュース」や「ティラミスバナナジュース」なんていうのもあった。
クリームチーズとバナナはさすがに冒険心が必要です。

これだけメニューがあると色々と目移りしてしまうところですが、やはりまずはシンプルなバナナジュースをいただくことに。
サイズはS・M・Lと3種類あり、通常のMサイズなら価格は260円と非常に良心的。(Sサイズは-60円、Lサイズは+80円)
思い切ってLサイズを注文!

はい、デカすぎました!

素材は、完熟バナナと牛乳のみ!
砂糖は一切使用していない、純粋無垢なバナナジュース。

飲んでみると、バナナの濃厚さがストローを通じて分かるほど。砂糖なんか全く必要ないほど甘味が強く、爽やかなバナナの香りも感じられてシンプルに美味しい。
舌触りも非常に滑らかで雑味もない、どこか懐かしい素朴さもあって上々の味わいです。

その他のメニューも気になりますが、初めて訪れる方には、まずはオーソドックスな「バナナジュース」を飲んでみることをお勧めします。
並んでいる最中に、購入し終えた女性が「小松菜が一番だからねー」と言っていたのは聞かなかったことにしました。

人気メニューは「チョコバナナ」・「黒ごまきなこ」・「ヨーグルト」など

店員さんに、基本の「バナナジュース」以外の人気メニューを聞いてみたところ、「チョコバナナジュース」・「黒ごまきなこバナナジュース」・「ヨーグルトバナナジュース」などがレギュラーメニューの売れ筋となっているとのこと。
ということで、同行した編集者には「チョコバナナジュース」を注文してもらいました。

チョコとバナナの組み合わせに誰が文句を言おうか。
一口いただいてみましたが、濃厚なバナナジュースにチョコの風味が程よくマッチしていて想像していたよりもさっぱりといただけました。

「ヨーグルトバナナジュース」めちゃくちゃ旨そうです。次は間違いなく、それにいくと思います。

コスパが最強! 店主の愛も感じるバナナジュース

よくよく考えてみると、バナナジュース(Mサイズ)260円という価格は現代において非常にリーズナブル。
それこそ、高級なカフェ等で頼めば1,000円近くすることもある中で、この価格設定は嬉しい限りです。
このクオリティにこの低価格は最強の良コスパと言えるかもしれない。

さらに、感動したことがもう一つ。
人気店ともなれば、ごく自然に「流れ作業」的になり、お客さんに対しても無愛想になりがち。事実、そんな飲食店を数々見てきました。
だが、こちらのお店では、一つ一つのバナナジュースに愛をこめて丁寧に作られているように感じます。
また、実際にバナナジュースを作っている店主の女性が、お客さん一人一人に対して「ありがとうございました」としっかりと目を見て発していたのが当たり前のことながらとても好印象で、そのナチュラルな空気感がとても居心地の良いものでした。

「大好きなバナナジュースを一緒に共感してくれるお客さんに対して、最高のバナナジュースを届けたい」、そんな思いが伝わってくるかのようです。

▼店内にはバナナがいっぱい