群馬もつ煮の新興勢力「ジャン辛もつ煮」を食べてみた! ピリ辛コク旨で永井食堂にも負けてない

群馬県民のソウルフードの一つに「もつ煮」があります。
永井食堂のもつ煮は全国的にも有名になり、この味で育った私からすれば東京の居酒屋で食べるもつ煮はだいぶ物足りなく感じてしまう。
「もつ煮と言えば永井食堂」という、金輪際変わることのないだろう図式が出来上がっているこの私に、ある飲食店から挑戦状とも取れる形でもつ煮が届けられた!!

うちのもつ煮もマジやばいから食べてみてくれ!!
と、直接言われたわけではないのですが・・・、いやしかし、送られてきた文面からかなりの自信がうかがえたのは確かだ。

このもつ煮を届けていただいたのは、永井食堂と同じく群馬県に店を構えるラーメン屋「かみなり太郎」。何やら「ジャン辛もつ煮」というもつ煮を提供しているらしい。
「ラーメン屋なのにもつ煮なのか?」と思ってしまった節もあるのですが、まぁそこは置いておきましょう。
永井食堂が長らく王者として君臨し続ける群馬もつ煮界に、新興勢力として一石を投じることが出来るのか?
「ジャン辛もつ煮」、食べてみましょう!

群馬もつ煮界に殴り込み!かみなり太郎の「ジャン辛もつ煮」を食べてみた


ジャン辛もつ煮がどのようなものなのか?」、その特徴を簡単に説明しておくと、永井食堂やその他の群馬のもつ煮と同じく味噌ベースの濃厚なもつ煮であるということ。
そして一番のポイントは、商品名からも分かるように香辛料を効かせて辛口に仕上げたもつ煮であるということ。

こちらが送っていただいたお持ち帰り用の「ジャン辛もつ煮」。
「ジャン辛」の文字、赤いパッケージ、炎のようなデザインからはかなり“刺激的な辛さ”ということが推測されるのですが・・・。
(辛いのは好きなのですが、身体が受け付けないため少し怖い・・・)

温め方は、沸騰したお湯の中で10分ほど温めればいいだけ。

封を開け、器に移してみた「ジャン辛もつ煮」がこちら。

汁が真っ赤!
某有名ラーメンチェーンの北〇ラーメンに匹敵するほどの鮮やかな赤!

まさか、“超激辛”なのがウリのもつ煮を送ってきたのか、と思うほどの真っ赤なもつ煮がそこに。

ただ、プリッとした大きなもつ、その他の具材はコンニャクのみというのはさすが群馬のもつ煮。分かってらっしゃる。群馬のもつ煮を愛する者としては、大根や人参はいらないのです。

もつは群馬県産の白もつを使用。大き目にカットされておりプリッとした食感が見た目からも伝わってきます。

意を決しつつも一口食べてみると、食べ応えがありながらも柔らかくてプリプリのもつ。味噌ベースで仕上げているため非常に濃厚な味わいで旨味が詰まっています!
意外だったのはその辛さ、こんな真っ赤なのに食べてみるとピリッと感じる程度でそれほど辛くはありません

これは・・・旨いと認めざるを得ないでしょう。
もつの旨味と味噌の濃厚さが凝縮された、グンマーとしても納得のもつ煮だ!

さすがに、真っ赤な汁を飲むのはちょっと勇気が必要だったのですが、飲んでみても強烈な辛さは感じません。
玉ねぎの甘さも感じられ、この汁だけでもご飯数杯はいけてしまうくらいの旨さ。

なるほど、これは自信をもって送ってくるだけのことはあります。
もつ煮界の絶対王者である永井食堂にも引けを取らない味と言っても過言ではないかもしれない。ご飯のお供にもお酒のつまみとしても最高の逸品。

永井食堂との違いを言及するとすれば、永井食堂は牛乳を入れているためコク深くマイルドに仕上がっているのに対し、「ジャン辛もつ煮」は、香辛料を効かせてキリっとした辛みと旨味が際立っている。
どちらも、味噌とニンニクでパンチのある味わいには変わりはありませんが。

十分に美味しいことは分かりました。
あとは、黙って食すのみです。

輪切りにした長ネギを乗せてご飯を添えれば、もう他には何もいらない。

もつ煮定食は上品に食べるものではありませんよ。スプーンでご飯にぶっかけて豪快に食べるのだ! 
言葉はいらない、無言でかきこむのみ。

フーー。

もつ煮好きなら、ここまで読んでしまったら間違いなくもつ煮が食べたくなっていることでしょう。
ちなみに、永井食堂のもつ煮と同様に、「ジャン辛もつ煮」もお取り寄せすることが出来ますよ。

「ジャン辛もつ煮」は通販で購入可能

日本全国どこにいようが、お取り寄せでグンマーの味を楽しめるというのは幸せな時代です。
昔は、永井食堂のもつ煮を食べたければお店に行くしかなかったのに、今や公式通販サイトまで出来ているし。
というわけで、今回の「ジャン辛もつ煮」もお取り寄せで手に入れることができます。

ジャン辛もつ煮オンラインショップ

念のためもう一度言っておきますが、見た目ほどの強烈な辛さはありません。単なる激辛メニューではく、群馬のもつ煮の伝統をしっかりと受け継ぎつつもオリジナリティを加えた新たなもつ煮です。

実は、永井食堂や今回の「ジャン辛もつ煮」の他にも、群馬には有名なもつ煮のお店があるのですが、それはまた後日。

▼コンニャクにも味が染みてて最高