100キロウォーク参加においての3つの心得と、完歩するための事前準備アイテムランキングベスト10

先日参加した『ぐるっと房総100kmウォーク』。27時間という制限時間ぎりぎりのタイムで、何とか完歩することができました。初めての参加だったため、事前にネットで情報を集めまくり、さまざまなアイテムを買い込みました。今回、100キロウォーク参加においての3つの心得と完歩するための事前準備アイテムランキングをまとめましたので、ご紹介します。これから参加する方はぜひ参考にしてみてください。

100キロウォーク参加においての3つの心得

心得1 単独ではなく複数人で参加する

今回、初参加ながらに完歩できた理由の最大のポイントはこれだと自信を持って言えます。昼間は周りも明るく他の参加者も見えるため足取りも軽いのですが問題は夜間です。ヘッドライトをつけ街灯もないような道をただひたすら進むのは精神的にかなり堪えます。後半になればなるほど精神的にも体力的にもつらくなってきます。そんな時、励ましあえる仲間がいると本当に心強いものです。

できることなら、参加経験がある方(コースを知っている方)と一緒に参加すると良いでしょう。なぜならコンビニや休憩所の場所、コースの起伏を知っているので安心できるからです。今回一緒に参加した”100キロウォークマスター”の存在が、かなりありがたかったです。

心得2 事前練習をする

これまで筆者が歩いたり走ったりした最長は、高校生の時のマラソン大会の10キロ。100キロなんて距離は未知との遭遇なわけです。そのため、参加者と一緒に山手線を一周するという事前練習を行いました。線路沿いを歩けない場合は横道に逸れつつ、約43キロの道のりを8時間ほどでどうにか完歩。

この事前練習で分かったこと。それは長時間歩くことで身体の痛くなる所(弱い所)が分かったということです。38キロ歩いた時点で今まで痛くなったことが無い股関節の外側が痛くなりました。『ぐるっと房総100kmウォーク』当日は、事前練習で痛くなった所にテーピングを巻き補強することで、痛みを軽減することができました。

心得3 無理はしない

せっかく参加したからには完歩したい気持ちも分かりますが、無理は禁物です。自分の身体と相談し、時には途中でリタイアすることも考えておきましょう。100キロウォークは、タイムを競ったり完歩することが目的ではなく「いかに多くの感動・感謝・感激を味わうことができるか」を目的とした大会ですので。

100キロウォークを完歩するための事前準備アイテムランキングベスト10

第1位 スマートフォン&モバイルバッテリー

「1位が2つあるじゃないか」というご意見はご容赦ください。2つで1つのようなものですから。

スマートフォンは、ルートを確かめたり、近くのコンビニを検索したり、音楽を流したり、仲間と連絡を取ったり、リタイアの際に本部と連絡を取ったりと、100キロウォークを完歩するための必須アイテムです。また、20時間以上使用するため、モバイルバッテリーも必須。なるべく軽いものがお勧めですよ。

後半、特に力を発揮したのが音楽の力。スマートフォンで懐メロを流し、仲間たちと歌いながら踏ん張ることができました。

第2位 鎮痛剤

座骨神経痛持ちの筆者は、日頃から鎮痛剤を処方されているのですが、念のため10錠ほど持っていくことにしました。

やはり痛みが出だしたのは事前練習と同じ38キロほど歩いた地点でした。痛みをかばいつつ何とか50キロ地点まで歩いたのですが、そのころには今まで経験したことのない足の裏の痛みが爆発。一瞬リタイアも考えたのですが、取り合えず鎮痛剤を飲んでみたんです。すると、今までの痛みがウソのように解消されたのです。やはり薬の力は偉大です。

第3位 テーピング

事前練習で痛みが出たところ以外にも、マメ対策でテーピングを巻いていったのですが、予備でテーピングを持参しました。先ほどの鎮痛剤を飲んだタイミングで足の裏にテーピングを巻き、復活することができました。

テーピングの巻き方を知らなくても大丈夫。スマートフォンで「YOUTUBE 体の部位 痛み テーピング」と検索すると詳しい巻き方の動画が続々と出てきます。また、途中でテーピングがなくなってしまったら、コンビニで「くっつく包帯」という商品を購入しましょう。包帯自体に粘着力はありませんが、包帯同士がくっつくのでテーピングの代用になりますよ。

第4位 きちんとした靴

日本人の足に合うシューズメーカーを調べたところ「アシックス」と「ニューバランス」の2つのメーカーが良いという声が多かったです。そのため筆者は「アシックス」のランニングシューズ「ゲルカヤノ25」を購入しました。「スタンダード(標準)」、「エキストラワイド(幅広)」、「ナロー(幅狭)」と足幅に合わせ3種類の形状があり、フィット感が抜群です。

「100キロウォークは靴で勝負が決まる」と言っても過言ではありません。100キロを歩く負担は想像以上です。ケチらずにきちんとした靴を購入してください。筆者はランニングをするため、今回ランニングシューズを購入しましたが、一般的にランニングシューズはソールが柔らかめになっているので、ソールが硬めのウォーキングシューズのほうが適しているかもしれません。

第5位 日焼け止め

今回参加した大会は4月でしたが、ちょうど紫外線が強くなる時期です。顔はもちろん肌が露出しているところは、日焼け止めを塗っておいたほうがよいです。あっ耳も忘れずに。こまめに塗り返すのがポイントですよ。

第6位 UVカットのリップクリーム

そうそう、顔には日焼け止めを塗っても唇って忘れがちですよね。唇はとても皮膚が薄いため紫外線にも弱く、すぐガサガサになり皮が剥けてしまいます。元通りになるのも時間がかかるので、唇の日焼け対策も忘れずにしましょう。

第7位 キャップ

こちらも日焼け対策アイテムです。キャップはランニング用の軽いものがGOOD! 筆者は、キャップの後ろに着脱式の日よけ布が付いたタイプを購入しました。首の日焼けを守ることができ、軽量かつ速乾性のあるDRY素材が決め手でしたね。

第8位 ヘッドライト

100キロウォークは夜通し歩くため、ヘッドライトは必須アイテムです。ヘッドライトがないと大会にも参加できません。防水かつ軽量のものを選びましょう。街灯のない道を永遠と歩くこともありますので、なるべく光が明るいものがお勧めです。

第9位 コンプレッションウェア

ランニングする方が良く着ているのを見ますよね。Tシャツやハーフパンツの下に着ているピタッとした黒っぽいウェアを。筋肉のブレを抑え、身体への負担の軽減や運動機能を向上することを目的に開発された機能性ウェアです。

コンプレッションウェアの上には、速乾性にポリエステル地のTシャツがお勧めです。綿のTシャツだと汗をかいたときに肌にまとわりつき、かなり不快な思いをします。

第10位 5本指ソックス

5本指ソックスは、蒸れにくく踏ん張りが効きやすいのがメリットです。蒸れるとマメができやすくなりますので、途中で履き替えられるよう2足用意しましょう。足の負担を軽減するために、5本指ソックスの上から厚手の靴下を履くのも良いそうです。確かに周りを見渡すと、多くの方が2枚履きをしていました。

さいごに・・・

今回ご紹介した事前準備アイテムランキングベスト10は、あくまで『ぐるっと房総100kmウォーク』の経験をもとにピックアップしたものです。参加する場所や天気によっても装備品は変わりますのでご注意を。

また、『ぐるっと房総100kmウォーク』の場合、数キロごとにコンビニがあるため、飲み物や食べ物の心配はあまりしなくても大丈夫です。そのためランキングベスト10には入れませんでしたが、装備はなるべく身軽にしたほうが良いです。後半はペットボトル1本でさえ、かなりの重さを感じます。同大会は夜間の荷物(防寒着等)を預けておける点もありがたいですね。初心者でも参加しやすい『ぐるっと房総100kmウォーク』に興味のある方は、ぜひ皆さんでチャレンジしてみてくださいね!

ぐるっと房総100kmウォーク