有名人と同姓同名ということで苦労している人ってどのくらいいるのでしょうか?
幸いにも、自分はちょっと珍しい名前のためそんなこと気にもかけたことないのですが、世の中には同じ名前と言うことで苦労している人がいるようです。

もしかしたら、我が社にいる20代男性社員はその極みかもしれません。

マツイヒデキです!」

初めて会ったときの衝撃はすごすぎました。
誰もがヘルメットをかぶってバットを握りしめたあの大きな偉大な男を想像するわけです。そして、比較してしまうんです!
彼は、日本野球界の主砲として海を渡り名門ヤンキースで四番で活躍したゴジラこと松井秀喜さんと同姓同名という運命を背負って生きてきました。

有名人と同姓同名、しかもその人物がここまで偉大すぎるとどのような苦労があったのか?
普通の名前の人には想像もつかないところなので、うちのマツイヒデキにその半生を振り返ってもらいました。

苦労が絶えなかった半生を振り返ってもらった

物心がつく頃には松井秀喜さんはプロ野球界で大活躍されていたため、それはそれは名前絡みで色んなことがあったといううちのマツイヒデキ
以下に綴られている内容は、有名人と同じ名前の人にはきっと共感していただけるものでしょう!

以下、マツイヒデキによる原文を引用して紹介いたします。

学校の先生からの絡みが面倒で愛想笑いを習得

マツイヒデキ:

この名前と向き合っていかなくてはいけないと感じたのは、小学生時代の低学年の時でした。朝のホームルームの時間から先生に名指しで、「松井、お前昨日はなんで打たないんだ!」と冗談半分でよく絡まれたものです。

父と一緒に巨人戦の試合はほぼテレビで見ていたため、どういう意味なのかは理解していましたが、ほとんどの男性教員がそんな絡みをしてくるので正直面倒にしか感じていませんでした。

あと松井秀喜さんが試合で活躍すると褒められたりもしましたが、これまたリアクションに困るんですよね。取り敢えず愛想笑いは同級生たちよりも早く習得しました。

芸人はなわさんのブレイクでモノマネを強要される

マツイヒデキ:

小学生時代は先生たちをやり過ごしていればよかったのですが、歳が上がるにつれ段々と同級生たちの中にも面倒な輩が増えてきました。そう、中学生の頃に芸人のはなわさんがブレイクしたことで、「んー、ハイッ!」をとにかく振られるんです。

そこでうまく出来れば面白い奴として君臨できたかもしれませんが、クオリティが低くかった私はしっかりと滑ってました。一応こっそり練習もしたんですけどね・・・

球技大会では絶対に逆らえない4番ライト

マツイヒデキ:

高校の球技大会でソフトボールがあった時のこと。クラスの野球部たち数名が、皆の希望や運動能力、適性を踏まえてポジションや打順を組むのですが、私だけ最初から「4番ライト」。

小中高とサッカーひと筋の私は打つことも出来なければ肩も弱く、完全に野球部のネタでした。私に打席が回る時だけベンチからウグイス嬢の真似をして「4番ライト、マツイヒデキ」の掛け声が上がっていました。もちろん楽しくないのは私だけ。

スポーツニュースで名前を呼ばれる度に驚く

マツイヒデキ:

自分の名前をフルネームで呼ばれることってそんなに無いじゃないですか。
でも私はしょっちゅうでした。しかも突然。朝、テレビをつけて登校の準備をしていると、突然テレビ越しから「昨日の松井秀喜は!」と、スポーツニュースのコーナーで番組のキャスターに名前を呼ばれるんです。

最近はメディアの露出が減ったので落ち着きましたが、メジャーリーグで活躍してたころは毎日の様でした。

ネットカフェで55番席に案内される

マツイヒデキ:

ありとあらゆる場所で名前関係でいじられてくると徐々にトラウマというか、自意識過剰になってきます。

大学生の頃に終電を逃し、ネットカフェで一夜を明かそうと思い個室をお願いした時、55番席に案内されたことは今でも忘れません。たまたまかなと思ったんですが、念のため両隣の54番席と56番席を確認しましたが空いてましたから。

飲食店などのお店を予約する際、名前をフルネームで伝えますけどあれが嫌です。あと病院で自分の順番が来た時にフルネームで呼ばれるのも。

クレーム対応でフルネームを名乗り火に油を注ぐ

マツイヒデキ:

社会人となり面倒な絡みも減ってくるかなと思いましたが、そんなこともありませんでした。

以前仕事でクレームの対応を電話でしていた際、怒りがおさまらない相手の方から、「お前の名前を教えろ!」と言われたので嫌な予感がしながらもまず苗字を名乗りました。

嫌な予感がしたから苗字だけ伝えると、「こういう時はフルネームだろ!」とお怒りだったので下の名前も伝えたら火に油。「てめー、なめてんじゃねーぞ!」と。
いやー本当なんですけどね。

でも、良かったことももちろんあるからね!

いやいや、中々の苦労があるようで心中お察しいたします。

でも、決して悪いことばかりではないらしいです。
社会人となれば、営業先へのコミュニケーションとしてこれほど強い武器はないですからね。どんなに難しそうな顔の人でも名刺交換の際には「おっ!」っと柔らかくなるようです。

・・・まぁ、そのくらいですかね。。。

さて最後にもう一つ補足情報を。
うちのマツイヒデキの弟さんは、「マツイユウキ」さん!

そう、今年最年少の20歳シーズンで30セーブを上げ、WBSCプレミア12の日本代表にも選ばれた東北楽天ゴールデンイーグルスで活躍中の「松井裕樹選手」と同じ名前という。

いやはや、彼らのお父上様の先見の明に脱帽せざる負えません。