「宴もたけなわではございますが、そろそろお時間となります。最後は一本締めで締めたいと思います!皆様お手を拝借、いよぉー、パパパン、パパパン、パパパンパン!」

社会人になって初めて経験したという人も多いことでしょうが、いわゆる手締めというやつですね。全国的に浸透してメジャーなのは三本締めや一本締めなのですが、今回問題提起するのは一本締めです。

一本締めとは「いよぉーパン!」だと思っている人が多いかと思いますが、いや間違いなくたくさんいるはずです。
実はこれ、正式には間違ってます

「いよぉー、パン!」は一本締めではなく、正確には一丁締めと呼ばれているもので、一本締めのリズムはこれとは異なるんです。

間違ったまま世間に知れ渡ってしまっている一本締めについて、アンケート調査を実施!

一本締めを勘違いしている人は○○%も!

今さらながら言っておくと、私自身も一本締めは「いよぉー、パン!」というものだと認識してました。身近な人たちにも聞いてみましたが、見事に全員が間違った認識を持っているではありませんか。

つまり、これは世の中のかなりの人が一本締めについて間違った認識を持っているのではないかということで、調査した結果がこちら。

やっぱりと言うか、完全に予想通り。
正式な一本締めを知っていた人はわずかに19.7%と20%をも下回る結果に。

本当の一本締めは「いよぉー、パパパン、パパパン、パパパンパン!」

実は、本記事の冒頭で正式な一本締めをすでに記述してはいるのですが、本当の一本締めのリズムは「いよぉー、パパパン、パパパン、パパパンパン!」です。

三本締めが「いよぉー、パパパン、パパパン、パパパンパン!」を3回繰り返すということは、多くの人が共通認識として持っていることでしょう。
考え方としては、この三本締めの内の一本が一本締めと思えばいいわけですね。

先ほども言いましたが、本来「いよぉーパン!」は一丁締めという手締めなのですが、今回この記事で本当の一本締めを知ったからといってもその通り実践するのはちょっぴり危険な気がします。

だって、ほとんどの人が一本締めは「いよぉーパン!」だと思っているわけです。
「じゃあ最後は一本締めで」となった際、ここぞと本来の一本締めを披露したがために、ものすごい恥ずかしい思いをするかもしれませんよ。

正式な一本締めは「いよぉー、パパパン、パパパン、パパパンパン!」であった、ということを今回紹介しましたが、世間意パン的な常識として広まっているのは「いよぉーパン!」かもしれません。
また、手締めは地方によってローカルルールも存在します。微妙にリズムが異なったり、それこそ一丁締めが一本締めとして成り立っているコミュニティもあるでしょう。

ですから、本当の一本締めが分かったところでもそれは雑学程度に収めておいて、実際の手締めの場面に出くわしたときはその場の状況を読み取りながら周りに合わせるようにしたほうがよいですね。

最後に。大阪締めがめっちゃおもしろい

一本締め・三本締めなど全国的に広まっているのは、江戸締めと呼ばれるものですが、大阪締めという大阪の手打ちがもういかにも「THE大阪」って感じでめちゃくちゃ面白い。

大阪締めの手打ち
「打ーちまひょ」パンパン、
「もひとつせ」 パンパン、
「祝うて三度」 パンパン パン

大阪弁で掛け声がしっかりと入るのが特徴。
SHINGO西成の大阪UPという曲の最初と最後にも大阪締めが。

ドリームニュース

【調査概要】
調査方法:ドリームニュースモニターアンケート
対象:日本全国10~80代男女401名
調査期間:2016年2月8日~2016年2月10日