9月の第3月曜日は敬老の日であるが、同時に「海老の日」でもある。長寿を象徴するとして海老は昔からとても縁起のいい食べ物なのだそうです。
決めた!9月は海老をたくさん食べることにする。単に「海老の日」に便乗して大好きな海老を食べたいだけだが、もう決めた!!
そんなことで調べていると、「渋谷に海老フライの専門店がある」、こんな情報がインターネットから脳裏に飛び込んできた。海老フライはめちゃくちゃ大好きな食べ物。尚且つ、個人的にワクワクして興奮してしまう食べ物なのである。

海老月間の第1弾として、今回は渋谷にあるこだわりの海老フライ専門店「海老昌(えびまさ)」に行ってきました!

おしゃれで大人の雰囲気の店内で、まさか海老フライが出てくるとは到底思えない。

「海老昌」の場所は、渋谷駅と神泉駅の中間ほどにある道玄坂エリアにあります。神泉からのほうが近いため、食べログなどでも最寄り駅として神泉駅と出ているが、土地勘がない人は渋谷駅から行ったほうが無難でしょう。スムーズにいけば5分ほどで着ける距離です。
東急Bunkamuraにほど近いので、そこを目安に行けばそれほど迷うこともないはず。

地図を頼りに歩いていくと、通りに看板が見えてきました。

※実際、このあたりはクラブやラブホテルなどが立ち並ぶ「夜の渋谷」に非常に近いエリアでもあります。

お店は地下1階にあるので、建物内のエレベーターで地下まで降りましょう。

エレベーターが開くと、黒をベースに統一されたモダンでおしゃれな空間が広がります。海老フライのお店とは思えないほどの高級感あふれる店内の雰囲気に一瞬気圧されますが大将と優しそうな女性の店員さんの親しみある「いらっしゃいませ」に緊張感がほどけます。

店内はカウンター席が8席あるのみですが、高級天ぷら屋さんのように大将が海老フライの一つ一つを丁寧に調理する様子を眺めることができる。

こだわり抜いた海老フライを食べてみた!

さて、席に案内されると店員さんが丁寧にメニューの説明をしてくれます。といっても、メニューはもちろん海老フライしかないわけで、通常メニューは特選海老フライ「大昌」1,790円(税別)、標準の「海老昌の海老フライ」1,550円(税別)、小ぶりな「海老昌の小海老フライ」1,480円(税別)のみ。
何を説明してくれるかというと、「本日の限定特選海老について
入荷している海老の中でも、さらに厳選した海老が特別メニューとして限定で提供されるという仕組み。
伺った日は、3種類の限定海老があるとのこと。

写真右から説明すると、限定15食の大昌「塙(はな)」。少し小ぶりだが状態のいい海老を厳選して使っているとのこと。値段は1,710円(税別)
次いで真ん中が、限定3食の大昌「京(けい)」。厳選に厳選したサイズも特大の極上海老。2,400円(税別)で値段も中々のものになってきます。
最後が、限定わずか1食の大昌「渚(なぎさ)」。先ほどの「京」よりも上位で、味・香りともに申し分なく登場するのもレアな一品。値段は3,100円(税別)と破格!

2人で出向いた我々ハレルヤ編集部、どの海老を注文しようかしばし悩んだ末、通常メニューの特選海老フライ「大昌」と、限定メニューから中間の「京(けい)」を注文することに。

注文してしばらくすると、大将が「本日の海老です」と調理する前の海老を見せてくれました。手前2匹が「大昌」、奥が「京」。
こんなの、素材への絶対の自信があるからこそできるパフォーマンスだ!

はじめにスープが運ばれてくる。
この日は、「舞茸の冷たいポタージュスープ」。

「・・・っちょ・・・うまっ!何ですかこれ?レベル高すぎなんですけど!」
高級レストランで出てきてもおかしくないレベルの味。予想外のスープの旨さに期待も自然と高まるのが分かる。

待つこと15分ほど、お待ちかねの海老フライがついに運ばれてきます。
本日の特選大昌「京(けい)」!!

でかい!!長い!!!
頭から尻尾の先まで軽く30cmを超える特大の海老フライが目の前に登場。

太さも申し分ない。
当たり前だが、フライの衣はとても薄く仕上げてあり食欲をそそる見事な色目。
これだけの特大海老フライを2本も目の前に出されたら興奮しないわけがない!早く口に入れたくてしょうがない!

タルタルソースをつけて口に運ぶと、
「うまぁぁーーいぃぃ!!」

口の中で海老フライが溢れているのがこれほど幸せなのかぁ!と改めて実感させられます。
海老の上品な旨味と香りが広がって味は申し分ないのだが、驚いたのはその食感。
プリプリという安っぽい表現では表わせられないその食感は「プッリンパッキン」といったところでしょうか。
噛みしめると跳ね返ってくるような感覚で、今までの海老フライでは体感したことない食感を楽しむことができます。

頭から身を取り出すと、大量のミソが・・・・。

ミソをしっかりと海老フライに絡ませ、タルタルを乗っけて食べたときはマジで悶絶!!

結果、究極の海老フライと認定した。

9月の「海老の日」に便乗して始動した海老を食べる企画。第1弾として選んだ「海老昌」の海老フライは、まさに究極の海老フライ・・と個人的には言いたい。
もっと特大の海老フライなら他にもあるでしょう。伊勢海老フライなるものもあるくらいだ。しかし、今回の海老フライは、海老に対する情熱やこだわりがこちらまで伝わってくるほどのものを感じました。
正直なところ、値段はそれなりに高いです。
これを高いととるか安いととるかは難しいところですが、海老フライが大好きという方は、とにかく一度食べてみてほしい!!

海老フライ専門店 海老昌
住所:東京都渋谷区道玄坂2-22-6 CREA道玄坂ビル B1F
営業時間:11:30~21:00(L.O.20:30)
休日:無休
食べログ:http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13195607/
※売り切れ御免の日もあるらしいのでご注意を

▼こちらは、通常メニューの「大昌」
「京(けい)」と比べても遜色ない大きさ。最高の海老フライを十分に楽しむことができる。

▼海老フライ専用のナイフ