かっぱ寿司の食べ放題に行ったら異常な混雑で2時間待ちくらった!行って感じたこと正直に伝える
「スシロー」や「くら寿司」の勢いが増し競争が激化していく回転寿司チェーンの中で、かっぱ寿司はそれに対抗すべく様々な戦略を模索してきました。
そんな中、かっぱ寿司は一つの思い切ったキャンペーンを実施することを決断。それが2017年6月13日(火)から期間限定で始まる「食べ放題」。
期間限定に加えて、一部の店舗のみという制限はあるが、寿司やデザートなどのメニューが70分間食べ放題になるというキャンペーン。
今回、非常に注目を集めているかっぱ寿司の食べ放題キャンペーン。
実際に食べ放題に挑戦してきたのですが、そこでは予想外のことが勃発!!
体験して感じたことを素直に書いていくので、これから行ってみようという人には、少しは参考になるはず!
「かっぱ寿司」食べ放題キャンペーンの概要
初めに、今回の食べ放題キャンペーンの概要をまとめておきますが、
まず、最も注意して欲しいのは食べ放題が実施されるのはかっぱ寿司全店(約350店舗)ではなく、一部のたった20店舗のみでの実施であるということ。特に東京都内での実施店舗は皆無。
また実施期間は約1ヵ月間で、2017年6月13日(火)~7月14日(金)の平日の14時~17時までの間のみ(土日祝はなし)。さらに70分という時間制限もあり。
料金は、男性:1,580円(税抜)、女性:1,380円(税抜)、小学生:780円(税抜)、小学生未満は無料。
詳細は、オフィシャルサイトに詳しく記載されていますが、結構細かな条件が多いので事前に確認しておいたほうがいいでしょう。
http://kappasushi.jp/campaign/tabehoudai.html
かいつまんで紹介すると、「残したら別途その分の料金は取られる」「シャリだけ残すのもNGで1貫につき30円取られる」などなど。知らなかったら大変なことになる可能性もありますよ。
新たな柱とすべく実験的な試みではあることは承知しているが、一消費者としてはもう少し大規模且つ分かりやすい現実的なキャンペーンにしてほしかったのが正直なところ。
ここはお祭り会場か!?店内に溢れかえる食べ放題待ちの群衆
食べ放題の開始初日、14時からの食べ放題に合わせて約10分ほど前に対象店舗である「かっぱ寿司 北新横浜店」に到着。
2階の入り口に向かうため階段を上ろうとすると、目を疑うような光景が広がってきます。
何と、そこには食べ放題目当ての多くのお客さんでごった返していたのである!
ちょっとなめていた。というか大分考えが甘かったか・・
ウェイティングフロアはもちろんのこと、入口から階段まで人が溢れかえっている。
流れに任せて進むと、発券機で食べ放題の受付をすることになるのですが、その番号がこれ・・・
発券番号:165!
165??
すると、我々の前には164組のお客さんが待っているのだろうか?いやでもさすがにその人数は見受けられないか。一体、自分たちの前には何組のお客さんがいるのかも全く見当がつかない。
気付けば、店内だけでなく車の中で待っている人たちもいる模様。
後で地元のお客さんに聞いた話では、普段はこの時間であれば2~3組ほどしかいないという。そんな店内はどこか殺伐とした空気が漂っています。
そして開始時刻の14時になると、食べ放題開始のアナウンスが流れ、最初のお客さんが案内されていきくのですが、ここでまた新たな事実に気付かされる。
「ご予約の〇〇番のお客様」
予約?
調べてみると、クラブかっぱというかっぱ寿司の予約システムを使うと事前予約が可能だったらしい。
ぬかったか・・・。
それでも、発券受付をした人は終了時刻の17時を過ぎても必ず案内してもらえるとのことなので、辛抱強く待つことを決意!
その後も、次々と新たなお客さんが入ってきます。食べ放題目当てのお客さんもいれば、そんなことは知らずに普通に食事にきたであろうお客さんも見受けられます。
この異常な状況を見てそのまま帰る人もいますが、食べ放題目当てのお客さんは増えるばかり。
そしてついに、慌てて走ってきた店員さんによってこんな張り紙が。
「お客様各位 本日の食べ放題予約は終了致しました。店長」
時間にして14時半。食べ放題開始からわずか30分後のこと。
結局、我々が呼ばれたのは待ち始めから約2時間後の16時前となったのですが、これだけのお祭り状態になってしまえば、ちょっとしたトラブルも起きるものです。
かっぱ寿司としても予想を上回る来客に対応しきれなかったのは仕方がないことなのかもしれないが、そのオペレーション体制は決してお客側の立場として満足のいくものではなかったのは事実。
いつ呼ばれるかも分からない状況下で感じたことをいくつか下記にまとめると。
≪呼ばれる番号がランダムで自分たちが今どのあたりにいるのかが見当もつかない≫
1000番台の番号が呼ばれたと思いきや、次は200番台、100番台に行ったかと思いきやまた1000番台と、番号であと自分たちの前にどのくらいの人たちが待っているのかが全く分かりません。そのため、店員さんにあとどのくらいなのかと聞きに行く人が絶えない。
≪店員さん同士の険悪感が伝わってくる≫
仕事をやる上で上司が部下に怒る、もしくは仕事について激しく言い合うのは当然のことかもしれませんが、それをお客さんが大勢いる中で聞こえるような声でされてもこっちとしたら気分は良くない。
2時間の待ち時間の間、ちょこちょことそんなシーンが見受けられたのは残念。
多少オブラートには包みますが、お客さんに対しても「その言い方はきついんじゃないかなー」という場面も。
≪普通に食事に来た人が可哀そう≫
先ほども書いた通り、食べ放題ではなく普通に食事をしに訪れる人も多くいました。この人だかりを見て帰る人もいれば、食べ放題じゃないから入れるだろうと入店してくるお客さんもいたのですが、もちろん店内はそんな状況ではないため、しばらくきょろきょろと店内を見まわした後に店を後にしていったようです。
その辺りも含めて、全体的にお客さんへの案内が不十分であったのは間違いない。
さぁ、気を取り直して「かっぱ寿司」食べ放題に挑戦
待ち時間2時間、やっとの思いでテーブルに着席。
食べ放題のメニューは、テーブルに用意されています。また、対象外となるメニューもあるのでこれを参考にしてタッチパネルで注文していく方式です。
基本的には、2貫で100円(税抜)のお寿司やおつまみ系、麺類、一部のデザートなどが対象となっていて、かっぱ寿司全メニューの内、7割くらいのメニューが食べ放題となっている模様。
早速、お寿司をいくつかタッチパネルで注文して食べます。
うん??
かっぱ寿司、前より美味しくなってないか?
10年以上ぶりに訪れたかっぱ寿司ですが、以前よりも寿司としてのレベルは間違いなく向上していると舌が感じている。
これも食べ放題の醤油ラーメン。普通に旨い。
デザートのチーズケーキも食べ放題。
食事内容としては、中々満足のいくものとなったのですが、またこちらでもいくつか改善すべき点として物申したいところが見受けられたので下記に列挙すると。
≪タッチパネルで注文するのに、タッチパネル内には食べ放題対象外メニューもあって誤って注文しそう≫
タッチパネル内に、今回の食べ放題メニューがまとまっているわけではなく、対象外のものも混在しているため間違って注文しそうになります。その度に、テーブルのメニュー表と照らし合わせて確認しながら注文するのは中々億劫。
≪メニューによっては、かなり遅い≫
早く出てくるものと、そうでないものの差がすごい。味噌汁もかなり時間がかかったのですが、一部の寿司も忘れたころにやっと出てきたものもありました。
≪品切れメニューもあった≫
今回は、プリンがすでに品切れ状態となっていて注文することが不可能になっていました。状況によっては、寿司ネタ等でも品切れになる可能性が。
後者2つに関しては、この混雑ぶりを見れば致し方ないとも感じるが、食べ放題メニューの明確化はもう少し対処して欲しいと強く感じますけどね。
結局、男2名で食べたのはコレだけ!
んっ???
元取れてねーーー!!!!!
凡人には元を取るのは難しいことが判明した
今回、男2名で挑戦して食べたのは寿司が20枚、味噌汁1杯、ラーメン1杯、茶碗蒸しに唐揚げ、そしてドリンクバー。お腹はもうパンパンです。
大まかに通常料金で計算してみると3,000円に届くかどうかというところ。
男性の食べ放題料金は、1,580円(税抜)なので、元は取ることはできませんでした。
ただでさえ安いかっぱ寿司なので、はっきり言って元を取ることは凡人にはかなりハードルが高い。
周りを見回しても、それほど多くの寿司皿を重ねているお客さんの姿は見受けられません。
それでも、中には倒れんばかりに皿を重ねている猛者もいたことは事実ですが。
【実体験から】かっぱ寿司の食べ放題まとめ
なんだかんだ改善して欲しい問題点も浮き彫りになったが、劣勢を強いられているかっぱ寿司の食べ放題キャンペーンの注目度はしばらくは続いていくことでしょう。
これから、食べ放題に挑戦したいという人は今回の記事を少しでも参考にしてもらえたら幸いである。
- 混雑はヤバイので予約は必須
- 待ち時間に耐える忍耐も必要
- 元を取るにはかなり強靭な胃袋が求められる
- 対象外メニューの間違い注文には注意
- 品切れメニューには寛容な心で
- 味は以前より間違いなく向上している
▼ドリンクバーも付いてくるのだが、寿司が入らなくなるので飲みすぎ注意
▼かっぱ寿司と言えばのハンバーグ寿司。倒れて出てきたのはご愛嬌