これは今年のゴールデンウィークに筆者が体験した実話です。
2018年5月2日(火)とある居酒屋で、筆者の大好物であるシメサバを食べました。

深夜2時腹痛は突然に・・・

イタタタタタ・・・・

突然胃のあたりを締め付けられるような痛みに襲われました。
時計を見ると深夜2時。

トイレに駆け込むも何も出ず、しばらく我慢すると痛みも治まったのでまた布団に戻りました。布団の中でゴロゴロしているといつの間にかに寝落ちしていました・・・

何かがおかしい朝方4時半

再び痛みに耐えかね起きたのが、朝方4時半。

胃のあたりを締め付けられる痛みの間隔が徐々に短くなって行きます。痛みは徐々に大きくなり、うずくまるほどに。

そして十数年ほど前に似たような痛みに襲われたことを思い出しました。
そう筆者は十数年前に牡蠣にあたったのです。

もしや昨日食べたシメサバか・・・

と、突然の手のひらのかゆみ。それが手のひらから全身へと広がっていきます。
な・な・なんなんだこれは・・・

不安に駆られ咄嗟にスマホで検索していました。
手のひらかゆい 腹痛 サバ

するとヤツの名が検索結果1位に出てきたのです。

その名は「アニサキス

限界なら迷わず東京消防庁に電話しよう

4時半から痛みを我慢し、気が付くと6時になっていました。
このころには30秒に1度痛みを感じるほどに。
もう限界だということで、救急で受け付けてくれる病院を探すことにしました。

Google先生に聞くと、なんと「東京消防庁」で救急病院案内をしているとのこと。
初めて知りました!

診療項目、居住地ごとに救急で受け付けてくれる病院を探すことができます。

東京消防庁のサイトには【急患、手術などにより病院の現況が変わりますので、必ず電話で病院に診療が可能であるかなどを確認してから受診してください。】と記載がありますので、必ず確認してから病院に向かってくださいね。

病院での診断結果は?

運よく自宅からタクシーで10分ほどの病院が見つかり、すぐさま病院に向かいました。
血圧、血中酸素量を計測し問診へ。

先生の診断結果は・・・

アニサキス症(*1)か、サバによるアナフィラキシー(*2)ですね。」
(*1)アニサキス症:アニサキスという寄生虫がいる魚介類を食べた数時間後に急な腹痛などを起こす感染症。
(*2)アナフィラキシー:急性のアレルギー反応。時に命に関わることもある。

ん?どっちかわからないの?

先生に聞くと、アニサキスがいるかどうかは胃カメラを飲まないと分からないそうで、症状を診るにアニサキス症か、サバのアナフィラキシーのどちらかだろうという診断結果でした。

取り合えず、アレルギーを抑える薬と胃腸薬、強めの痛み止めを処方してもらい終了。
薬を飲んでも症状が軽減されず辛かったら、迷わず救急車を呼んでくださいとのこと。アナフィラキシーによるショック症状になると大変危険だそうです。

家に帰り薬を飲むと、症状が軽くなってきたので、救急車は呼ばずに済みました。
まぁ4日ほど調子が悪かったですが。

救急車を呼んでいいか迷った時は?

最近救急車の不正利用が問題になっていますよね。緊急を要していなかったり、タクシーの代わりに使ったり。ただ本当に命に関わることもありますからね。

そこで、救急車を呼んでいいか迷ったあなたに紹介したいのが「#7119 救急相談センター」です。医療機関の案内や、応急処置のアドバイス、救急車要請の必要があるかどうかを、相談医療チーム(医師、看護師、救急隊経験者等の職員)24時間年中無休で案内してくれますよ。