東京の下町情緒あふれるエリア「浅草」。浅草は外国の方も多く集まる観光地で、飲食店が数え切れないほど集まるグルメの激戦区でもあります。

そんな浅草で、筆者がランチを食べようと歩いていると行列のあるお店を発見。
2017年秋にオープンしたばかりの焼肉店「たん鬼(たんき)」である!
浅草焼肉 たん鬼 外観

浅草のランチタイムに行列ができる焼肉店「たん鬼」

▼銀座線浅草駅から徒歩2〜3分、百貨店「松屋浅草」のすぐ裏に位置する「たん鬼」は、モダンな店構えながらも浅草らしい雰囲気をまとっています。
浅草焼肉 たん鬼 外観入り口調べてみると、「たん鬼」の看板メニューは厳選した牛たんを25日間熟成し、旨味を凝縮させた「熟成たん」。某有名テレビ番組で紹介され、元横綱・若乃花こと花田虎上(まさる)氏が「今まで食べた中で一番美味しい」と絶賛したとのこと。

だが残念なことに「熟成たん」はディナータイムのみ。

▼しかし、「たん鬼」はランチも普段から行列ができるほど人気で、牛肉の希少部位であるランプ・ランボソ・イチボの3種のレアステーキを贅沢に使った『鬼く丼(おにく丼)』なる丼もあるらしい!
浅草焼肉 たん鬼 外観 ランチ看板写真だと小さくて見えづらいですが、『鬼く丼』のメニュー写真を見て一目惚れ。「たん定食」も気になるところだけど、、この日のランチは、たん鬼の『鬼く丼』に決めた!!

浅草焼肉「たん鬼」のランチ限定『鬼く丼』食べてみた

▼暖簾をくぐり、キレイな店内に通されると焼肉の良い香りが…。ランチは丼や定食以外に焼物セットメニューがあります。その時焼物を食べている人もいましたが、換気がしっかりしているようで、空気はクリーン。モクモクとした煙臭さはありません。
浅草焼肉 たん鬼 内観ちなみに「たん鬼」は2階建てで、1階はこのようにテーブル席が22席。2階はお座敷仕様で22席用意されているようです。2階は貸し切りもでき、18〜24名まで入れるとのことなので、ちょうどこの季節の忘年会なんかに重宝しそう。

また、まだオープンから1年ほどしか経ってないですが、壁には有名人と思われる方々のサインがあちこちに書かれていました。

チラチラとサインを見ていたところ、プロレスラーの方が多い印象だったのですが…。

▼小泉進次郎氏のサインが!! その左は肩書から推測するに通商産業省(現経済産業省)の大臣を務められた、深谷隆司氏のサインでしょう。お二人とも達筆すぎる…。
浅草焼肉 たん鬼 小泉進次郎さんサイン政界の方も訪れる浅草の焼肉店、それが「たん鬼」! より一層期待度が高まります。

「たん鬼」の丼・定食系ランチメニュー

▼こちらが「たん鬼」の丼・定食系ランチメニューです。たん定食、カルビ丼、ハラミ丼、鬼く丼、カレーうどん、カレーらいす、石焼ビビンバセット、追加用のランチカルビ・ランチロースというラインアップです。(※メニューの価格はすべて税込表記)
浅草焼肉 たん鬼 ランチメニュー夜は客単価1万円ほどのちょっとリッチな焼肉屋さんのようですが、ランチは1,500円程度。カルビ丼はA5ランクの黒毛和牛を使用しているらしいですぜ…。

そして、私のお目当て『鬼く丼』は、ランチメニューの中でもひと際目を引く2,500円! 奮発奮発!

(焼肉屋にしては珍しいカレーライスやカレーうどんも気になる、、牛すじ肉がたっぷり入っているらしい…。)

「たん鬼」の焼物ランチメニュー

▼焼物ランチメニュー。タン塩、カルビ、赤身の焼物セット、まんじゅう焼セットが用意されています。
浅草焼肉 たん鬼 焼物ランチメニュー一番下にデカデカと書かれている「まんじゅう焼セット」は、この日は既に売り切れでした。大判の霜降り肉をさっと炙って、卵につけて食べるようです。高いけど次来た時にでも食べてみたいな…。

▼各テーブルにはロースターが組み込まれていて、これで焼くわけです。
浅草焼肉 たん鬼 焼物ランチメニュー2

たん鬼の『鬼く丼』を食す

▼ついに待ち望んだ『鬼く丼』が到着! 蓋からお肉ハミ出てますよ〜!(笑)
浅草焼肉 たん鬼『鬼く丼』キムチ・きゅうりの漬物の小鉢、スープ、お肉用のつけダレ2種がセットです。

▼黄金に輝く丼。この中に待つものは…。
浅草焼肉 たん鬼『鬼く丼』

▼これが『鬼く丼』だ!!
浅草焼肉 たん鬼『鬼く丼』ヤバイ…これはヤバイ…。食べなくても分かる、確実に美味しいと…。

▼まるで満開の肉の花…。美しすぎて眩しい…。そして真ん中には蕾のように置かれたお肉が。こんなフォトジェニックな肉盛り丼が目の前に現れたらテンションMAXっすよ!
浅草焼肉 たん鬼『鬼く丼』

▼『鬼く丼』には、ランプ・ランボソ・イチボの3種のレアステーキ約170gがバランスよく盛り付けされているみたい。
浅草焼肉 たん鬼『鬼く丼』たしかに、よく見るとお肉のサシの付き方が違いますね。どれがどれかわかりませんけど…笑

『鬼く丼』は、様々な食べ方が用意されているので飽きない

▼塩・胡椒などで軽く味付けしてあるので、まずはそのまま食べてみてくださいとのこと。いただきます。
浅草焼肉 たん鬼『鬼く丼』うまっ。やわらかっっ!
はい。めっちゃ美味しいです。
レアな焼き加減でシンプルな味付けだからこそ分かる肉の旨味。そして噛めば噛むほど感じる脂の甘み。

このお肉がまだまだたくさん味わえると思うと、思わず失神してしまいそう。(大袈裟)

▼ご飯とお肉の間には、お肉&ご飯とも相性が良いタレキャベツが敷かれています。
浅草焼肉 たん鬼『鬼く丼』

▼お次はこれ、用意された2種類のタレにお肉をつけて食べます。左が「お出汁タレ」、右が「焼肉タレ」とのこと。
浅草焼肉 たん鬼『鬼く丼』タレ2種

▼「お出汁タレ」は、大根おろしと玉ねぎの風味が効いたさっぱりとしたタレになっていました。酸味はほぼありませんが、おろしポン酢的な感覚でいただけます。タレの中身をお店の方に伺ったたところ、りんご・玉ねぎ・大根おろしをベースにしているそう。
浅草焼肉 たん鬼『鬼く丼』出汁タレタレ自体が強く主張するわけではないので、お肉そのものの旨味を十分感じながらも、また違った味わいを楽しめます。

▼そしてお次が「焼肉タレ」。これがめっちゃ美味しいの!
浅草焼肉 たん鬼『鬼く丼』焼肉タレ醤油ベースの優しい甘みがあるタレなんですが、それだけではなく昆布出汁の旨味が効いた和風焼肉タレになっています。レアステーキとの相性も抜群で、まさに高級焼肉屋で出てきそうなちょっと大人な味わい。

▼さらにさらに! 丼メニューを注文したのに、網まで使わせてくれちゃいます。飽きてきたらお好みで炙って食べてみてくださいとのこと。至れり尽くせりですわ。
浅草焼肉 たん鬼『鬼く丼』網焼き網に乗ってる姿も美しい。

▼軽く色が変わるまで炙っていただきます。タレでも良いし、卓上に塩と胡椒も置かれているので、好みの味付けで。
浅草焼肉 たん鬼『鬼く丼』網焼き炙るとこれまた旨い。炙って食べるとお肉の甘みが3割増しに感じます。「焼く」という行為も、気分的な面で美味しさをアップさせている気がしますね。

▼いろいろな食べ方で楽しんで、飽きずに最後まで完食! お米はお茶碗2杯分くらいありましたが、余裕でペロリ。満足度SUPER MAX。
浅草焼肉 たん鬼『鬼く丼』

浅草の喧騒から少し外れた「たん鬼」で、ちょっとリッチな焼肉ランチを

今回ご紹介した浅草焼肉店「たん鬼」は、お店はきれいだし、店員さんの接客も良いし、味も美味しいし、今回お邪魔した感じでは文句の付け所がありませんでした。

また、お店の場所が浅草寺や大通りから少しずれているため、海外の観光客が少なく、人混みの中、長蛇の行列を作って待つということはなさそうです。

浅草で良い感じの美味しいランチを食べたい方は、観光地の喧騒から少し外れた「たん鬼」のランチを候補に入れても良いでしょう。ちょっとお高いですが今回食べた『鬼く丼』もオススメですよ!

▼おまけ。同行者は「カルビ丼」(ご飯少なめ)を注文しました。本当は「ハラミ丼」を頼みたかったのですが売り切れで…。
浅草焼肉 たん鬼「カルビ丼」お肉をひと切れもらって食べたところ、さすがA5のお肉。柔らかくて旨い。味付けは、先程の『鬼く丼』の焼肉タレとはまた違い、しっかりとしたご飯がすすむ味付け。とても美味しかったです。

「たん鬼」のランチ、どれを食べてもハズレがなさそうだな〜。また、食べにゆきます。