ラーメンチェーン店『らあめん花月嵐』が、食べログの全国ラーメンランキングで1位にも輝いたことのある名店「しば田」とのコラボを発表した!

花月嵐と言えば、ニンニクをイメージする人も多いだろう。それが、中華そばの名店「しば田」とのコラボとはどういうことなのか?
そもそも、ラーメン店とラーメン店とのコラボ自体意味が良く分からないのですが。

2月5日のコラボ初日、早速食べに行ってきました。

「花月嵐×しば田」コラボラーメンを実食

「しば田」が、どのようなラーメンなのか簡単に説明しておくと、2013年に東京都調布市にオープンしたラーメンの王道“醤油”にこだわった中華そばの名店。
シンプルなラーメンながらも洗練されたその一杯は、数々のラーメン通を唸らせ食べログの全国ラーメンランキングにおいても1位に輝いたこともあります。

その一杯は究極の醤油ラーメンと言えるほどに完成度の高いもので、私(筆者)自身も「しば田」の味に魅了された一人。

今回のコラボは、『花月嵐』の“行列ができる有名ラーメン店コラボ企画”の一つとして実施されたもので、2020年2月5日(水)より国内全店で提供されます。

▼お店に到着すると、「しば田」とのコラボをこれでもかとプッシュしてます

さらに、店内では「しば田」店主本人のメッセージが流れているほど。

ということで、シンプルに「中華そば しば田」(830円)を注文。

▼メニュー名が「中華そば しば田」という違和感

具材は、豚ロースに鶏むね肉の2種類のチャーシューにメンマ・カイワレ・ネギとなっていて本家「しば田」と“ほぼ”変わらない。“ほぼ”と言ったのは、ネギが白髪ネギではなく斜め切りの普通のネギであったから。

少し、盛り付けが雑多な気がするのは残念でしたが、醤油の香ばしい香りが漂ってきて食欲をそそります。

ただ、あくまでもここは「花月(カゲツ)」。店内に漂う強いニンニクや豚骨の香りにかき消されてしまいそうになるのは否めません。

▼スープは非常に綺麗な黄金色

スープを飲んでみると、出汁の旨味と同時に広がる醤油の芳醇な風味。“かえし”がしっかりしているのか醤油のコク深さが余韻として広がる。
この辺りは、本家「しば田」とかなり近いものがあるように感じます。油の量も適度なバランスで遜色はない。

▼麺は全粒粉を練りこんだ「しば田」の特製麺を使用

「しば田」と同じく細麺、全粒粉が入っていることから食感も風味も独特で、スープには非常に良く絡みます。
ただ、偶然なのか残念なことに麺が少し茹で過ぎであったため、ラーメンとしてのバランスが取れていませんでしたが。
チェーン店ということを考えると、この辺りの誤差は色々と生じる可能性は高いでしょう。

チャーシューはどちらも及第点。特に鶏むね肉はふんわりとした柔らかな食感で抜群。
メンマも出汁がしっかりと染みていて食べ応えあります。

食べログトップクラスの「しば田」ですが、調布仙川から成城に抜ける辺鄙な住宅街に佇むラーメン店。
行きたくても行けないという人は、まずは全国に展開する『花月嵐』で味わってみるという選択肢は悪くないのかもしれません。