人間の人生の中で、切っても切れないのが「名前」。

自分の家系を表す「苗字(姓)」と、自分自身を表す「名」が組み合わさり、その人固有の「名前(姓名)」になります。

同姓同名の存在

総務省統計局が2018年3月20日に公表した人口推計データによると、日本の2018年3月1日時点の総人口(概算)は1億2652万人。

総人口の推移

近年日本の人口は減り続けています(2018年3月概算値は前年同月に比べ23万人減少)が、それでも120,000,000人超の人間が存在していて、それぞれの人が自分の「名前」を持っています。

これだけの人数がいれば自分自身と同じ姓を持ち、同じ名を持つ『同姓同名が存在していてもなんら不思議ではありません。

そんな「同姓同名」について、今までに興味を持った方も多いのではないでしょうか。
今回ハレルヤ編集部で一般モニターの方に「同姓同名」に関するアンケートを実施してみたのでご紹介します!

同姓同名の定義

まず、本記事で使用する「同姓同名」は、特に記載がない限り以下のいずれかの場合を指すこととします。

【同姓同名とは】
①.姓名の表記かつ読みが同じである場合
②.姓名の表記が同じで、読みが異なる場合
③.姓名の読みが同じで、表記が異なる場合

日本は漢字文化圏なので、少しややこしいですね。

①の姓名(氏名)の“表記も読みもどちらも同じ”「同姓同名」はシンクロ率100%。
例:山田太郎(やまだたろう)&山田太郎(やまだたろう)

②の姓名(氏名)の“表記だけが同じ”「同姓同名」がシンクロ率80%。
例:武田信也(たけだのぶや)&武田信也(たけだしんや)

③の姓名(氏名)の“読みだけが同じ”「同姓同名」がシンクロ率60%。
例:高田純次(たかだじゅんじ)&高田淳二(たかだじゅんじ)

のような感じでしょうか。特に「名」は、「漢字」表記以外にも「ひらがな」「カタカナ」表記があるので、①と②の表記が全く同じ「同姓同名」が存在する確率は低そう。

自分の同姓同名が存在するか検索したことある人は41%!

世はインターネット時代。Googleを筆頭とする「検索エンジン」で調べれば、素朴な日常の疑問から新商品の情報までなんでも調べることができます。

「人名」も調べられることの1つで、SNS・ホームページ・ブログなどで実名(氏名)を公開する人が増えたことから、有名人以外に一般人の名前も沢山ヒットするようになりました。

そうなると気になってくるのが「自分と同姓同名の人は存在するのか」「同姓同名の人はどんな人なのか」ということです。

自分と「同姓同名」の人が存在するかどうか検索したことがありますか?というアンケートでは、以下のような結果になりました。
自分と「同姓同名」の人が存在するかどうか検索したことがありますか?これを多いと見るか、少ないと見るかは判断できかねますが、41%もの人が「自分の同姓同名が存在するか検索したことがある」のです。

女性のほうが「同姓同名」の存在を気にしている

▼また、更に掘り下げて【男女別】に集計してみるとこんなにも差が。
自分と「同姓同名」の人が存在するかどうか検索したことがありますか?【男女別】同姓同名の検索経験が「ある」と答えた割合が、男性約33%に対して、女性はなんと約48%。圧倒的に女性のほうが「同姓同名の存在」を気にしているという結果になりました。

同姓同名に遭遇する確率は?

自分と「同姓同名」の人に、実際に会ったことがありますか?という質問の結果は以下のとおり。
自分と「同姓同名」の人に、実際に会ったことがありますか?同姓同名に会ったことのある確率は約15%でした。

同姓同名と道端ですれ違ったり、お店の店員さんだったり、話をしたとしても名前を知らなかったりということがあるので、正確にはもっと%が増えると思いますが、「同姓同名と認識」したレベルでの確率は約15%ということになります。

表記も読みも同じ、完璧な「同姓同名」に会ったことがあるのは9%

ちなみに、「同姓同名に会ったことがある」方の内訳は以下です。(複数回答可能)

①姓名(氏名)の“表記も読みもどちらも同じ”「同姓同名」 → 37人
例:山田太郎(やまだたろう)&山田太郎(やまだたろう)

②姓名(氏名)の“表記だけが同じ”「同姓同名」 → 8人
例:武田信也(たけだのぶや)&武田信也(たけだしんや)

③の姓名(氏名)“読みだけが同じ”「同姓同名」 → 20人
例:高田純次(たかだじゅんじ)&高田淳二(たかだじゅんじ)

①の表記も読みも同じ完璧な「同姓同名に会ったことがある人」は37人で、確率は9%。思っていたより多かったです。

それにしても自分と全く同じ名前の人が他にも居て、その人が自分とは違う地で、全く別の人生を歩んでいるということを考えるとなんだか不思議な気持ちになりますね。

最後に、同姓同名にまつわるエピソードを幾つかピックアップしてご紹介します。
そういえば「松井秀喜」と同姓同名で困っている人もいましたね…。

同姓同名にまつわるエピソード

  • ネットで自分の名前で検索して、出てきた人が私とは全然違う仕事をしている人で、不思議な気持ちになりました。(40代 女性)

ほんとうに不思議な気持ちになります。ちなみに私(筆者)も自分の名前を検索したことがあり、表記も読みも「同姓同名」の方がジュニア相撲の世界大会で優勝するほどの実力者でした。

  • TVのプレゼント当選者の名前に自分の名前があったのでびっくりしたが、自分は応募していないので別人だと思った。そのころは学生だったので学校でTVを見ていた人におめでとうと言われて困った(40代 女性)
  • 同姓同名の人には会ったことはないですが、ニュースで名前の読み違いの方を見たことがありました。良いニュースだったよで良かったですが、テレビ画面に表示された時には一瞬ビックリしました。(30代 女性)

テレビで自分の名前が流れてきたら驚くでしょうね。それが犯罪者だととばっちりを受けそうで怖いです。

  • 同じ小学校で、同じクラブに属していた、友達でした。友達になるまでは、気になる存在でした。(40代 女性)
  • 25歳の時に扁桃腺の手術をした際に隣の部屋に同姓同名の方が入院してきて、食事の時にばったり会いびっくりした(40代 女性)
  • 近所に同じ年の同姓同名の子がいたため、病院等でよくカルテを間違えられて大変だった。(40代 女性)

学校や病院など、多くの人が集まるところで同姓同名に会ったというエピソードが多かったです。それにしても、病院で同姓同名と気付かずに別人の施術や処方をされてしまったら大変ですね。

  • なんとなくドッペルゲンガーを求めているようで怖い。(50代 男性)

そうなんです、なんとなくドッペルゲンガー感もありますよね…。

  • 旧姓では一人もいないが結婚して苗字が変わったら結構いる。常に人口ランキング3位以内に入る名字のパワーを知った。(50代 女性)
  • 結婚前は、ネット検索してみると同姓同名の方がちらほらいらっしゃったようですが、結婚後、珍しい苗字になった結果、検索結果が0件になりました。(40代 女性)

特に女性は結婚で苗字が変わる可能性が高いので、こういうこともありますね。

  • 同姓同名が多いので検索されても自分が見つかりにくいので安心(30代 女性)

よくある姓・名だと同姓同名が必然的に多くなります。

  • 実生活でいます。夫のめいっこです。全く同じ読みで漢字違いです。(40代 女性)

親戚に同姓同名がいるとなんだか紛らわしいですね。

  • 同姓同名で異性がいると聞いて驚いた。(40代 女性)

異性の同姓同名はかなりレアじゃないでしょうか。もしその2人が結婚したら…と思うとすごいです。

  • ドラマ「ガリレオ」でバラバラ殺人の被害者になっていた。(30代 男性)

かなしい

ドリームニュース

【調査概要】
調査方法:ドリームニュースモニターアンケート
対象:日本全国20~80代男女400名
調査期間:2018年2月21日~2018年3月5日