いつまでも終わることのない論争の一つに「おでんはご飯のおかずになるのかならないのか?」というものがある。
何の違和感もなくおかずになるという人でも、おでんでご飯は食べれないという意見を一度は聞いたことがあるでしょう。

何より私自身、おでんは酒のつまみであってご飯のおかずとしては考えられない。
酒も飲めない子供の時でさえ、夕飯におでんが出た時は、母親に別のおかずを要求していたくらいです。

果たして、おでんはご飯のおかずとして成り立つのか?世間の皆さんはどう思っているのか?調査を実施してみました。

7割の人はおでんはご飯のおかずになる!と回答

これだけ毎年のように肯定派と否定派による論争が繰り広げられ、自分の人生においても決してご飯のおかずにならなかったおでんではありますが、結果としては約7割の人はご飯のおかずになると思っているようです。

私と同じようにご飯のおかずにはならないと思っている否定派の方々は、まさか自分が少数派になるとは思いもよらなかったのではないでしょうか。
実はおでんでご飯食べられないほうが少数派なんです!

なるほど、7割の人はちくわや厚揚げや玉子をほおばりつつご飯が食べられるわけですね。
「おでんはおかずにならない派」は主戦力であろう魚介の練り物でさえ、おかずとしては受け入れがたいものがあると思いますが、一体どのおでん種がご飯に合うのでしょうか?

ということで、おでんの中でもご飯に合うおでん種を調査。

一番おかずになるおでん種は大根

おでんの中で最もご飯のおかずになる種は大根
確かに、中までたっぷりと出汁の染みた大根は最高。からしを付けた熱々の大根を肴に日本酒を流し込めば、「これぞ日本の冬」と心身ともに堪能できるものです。
そして、ご飯のおかずとしても魚介の練り物を差し置いて堂々1位という結果に。

そして2位には玉子

とろとろの半熟玉子ならまだしも、固ゆでの玉子が大根に次いで2位。否定派からは理解しがたい部分もあるかもしれないですが、黄身をご飯の上で潰してだし汁をかけるという食べ方は意外に多くあがっていました。

  • ごはんにおでんの汁をかけて卵の黄身を砕いてサラサラと(40代男性)
  • 卵の黄身に醤油をかけてフレーク状にし、ご飯にかける(40代男性)

今回の内容とは少し離れますが、余ったおでんの出汁を使って出汁巻き卵を作るという意見も結構ありました。

3位には厚揚げ、4位さつま揚げ、5位がんもどきとやっと練り物系や厚揚げがやってきます。

今回一つ分かったことは、おでんでご飯を食べれる人に共通して言えることは、出汁をうまく利用して食べているということ。
おでん種をご飯の上に乗せて潰してから出汁をかけて食べたり、鍋感覚で最後にご飯を入れて雑炊にしてしまうなど、おでんの出汁でご飯を食べていると言えるでしょう。

さて、今回のアンケートで一つ気になる食べ方を発見したのでちょっとご紹介します。

がんもどき出汁茶漬け

今回の調査の中で最も気になった食べ方。
それが「がんもどき出汁茶漬け
がんもどきはおでんの種の中でもメジャーな具材。つぶした豆腐に人参などの刻み野菜を入れて揚げたものです。

「がんもどき出汁茶漬け」はこれをご飯に乗せ、おでんのだし汁をかけ箸で崩しながら食べます。さらに柚子胡椒と刻み海苔を薬味としてトッピングすると何とも言えぬ美味になるらしいので作ってみました。

おでんはコンビニのがんもどきで十分。柚子胡椒はおでんを買えば無料でもらえるので海苔とご飯で300円もいかないくらいで出来ました。(刻み海苔のほうが見た目が美しくなりますが、今回は普通の焼き海苔を手でちぎって代用)

これ、悪くないです。いや正直言うと中々旨いです。

ポイントは間違いなく柚子胡椒。
柚子胡椒がパンチの効いた良いアクセントになりつつ、全体をまとめてくれています。

お酒を飲んだ後のシメにはかなりいいかもしれません。

ドリームニュース

【調査概要】
調査方法:ドリームニュースモニターアンケート
対象:日本全国10~80代男女400名
調査期間:2015年12月20日~2015年12月22日