家系ラーメンが麺の固さ、味の濃さ、油の量を自分好みにカスタマイズできるということはラーメン好きには当然周知のことでしょう。ところで、「麺やわらかめ」って注文したことありますか?
ほとんどの人が普通か固めで頼む中、麺やわらかめはかなりのマイノリティであることは間違いないのですが、そのマイノリティからは「絶対やわらかめが旨い」「本当の通はやわらかめを知ってからだよ」との声を聞きます。

家系ラーメンで麺やわらかめを注文する人は5%にも満たない

アンケート調査の結果では、家系ラーメンにいくことがある人270人のうちで、麺をやわらかめで注文する人は13人とわずかに4.8%しかいなかった。

しかし、全くいないわけではない。実際にマイノリティながらも麺やわらかめで頼む人もいることはいるんです。

学生時代は家系の本場横浜で過ごしたが故、ごくまれに遭遇しました。当然のように「やわらかめ、濃いめ、多め」で注文する人を。
そして、やわらかめで注文する人に理由を問うと、必ず返ってくる答えは「麺によく絡むから

横浜だけでなく全国的に本格的な家系ラーメンが食べられるようになった今、マイノリティがゴリ押しする麺やわらかめを初体験してみました。

家系ラーメンの麺やわらかめを実食!

今回お邪魔したのは、都内で横浜家系ラーメンを展開する一刀家の赤坂本店さん。
濃厚なとんこつ醤油に太麺、トッピングものりにホウレンソウといったこれぞ家系というラーメンを手軽に楽しめます。

今回は定番の豚骨醤油ラーメン(700円)に海苔(80円)をトッピング、そしてライス(100円)。家系ラーメンは問答無用でこの組み合わせが最強!

初めに食券を購入し、店員さんに渡すタイミングでお好みを伝えます。
「麺すごくやわらかめで、味濃いめで!」

店員さんが「すごく?」と一瞬固まったように見えたのですかさず言い放ちます。
「はい、すごく」

そして、登場したのがこちら。海苔トッピングの麺やわらかめ、味濃いめ。

こうやって見ても違いは分かりずらいかもしれないが、いつもよりも麺にハリがなくスープに浸ってしまっているような気がしなくもない・・・

麺を箸で持ち上げてみると、

なるほど!
確かに、いつも普通や固めで食べているときの麺とは違う。麺の表面がとろけたような感じになっています。その分スープがよく絡んでいるのだろうか?

ということで、いただきます。

おっ!!!!!!

んっ?
うーん・・・まあまあ・・・・・んーーー?

分かりました。
これは僕には合わない!!!

初めにいいかもと思ったのは、単純に空腹状態の一口目だったからでしょうかね。
確かに、スープがよく絡むのは間違いない。しかも味濃いめにしているのでなおさらでしょう。
麺をすすった後にレンゲでスープを飲むという一連の行為が、麺を食べるだけで済んでしまいそうです。

しかし、食において大事な一要素である食感が・・・
これはこれで好みですけど、個人的には麺やわらかめはきついものがありました。

しかし、ラーメン自体はやっぱり旨い!
10年くらい前には東京にエセ家系ラーメン(家系の看板出してるくせに全然家系じゃないし美味しくない)が多くありましたが、一刀家の独特のクリーミーなスープは家系マニアにも受け入れられるラーメンではないでしょうか。

【一刀家 赤坂本店】
住所:東京都港区赤坂3-14-2 ドルミ赤坂1F
営業時間:(月~金)11:00~深夜3時、(土曜)11:00~22:00
定休日:日曜日、祝日
TEL:03-3586-1107
H.P:http://ittouya.jp/

結局は好み!それが家系の魅力。

麺の固さにしても味の濃さにしても、最終的には好みということで落ちついてしまう話ですが、それこそが家系の魅力の一つ。自分に合ったカスタマイズを見つけて楽しめばいいんです。

ちなみに、
店員さんに、麺やわらかめで頼む人って多いですか?と質問したところ、「たまにいますよ。全然珍しくはないですよ」とのこと。

ドリームニュース

【調査概要】
調査方法:ドリームニュースモニターアンケート
対象:日本全国10~80代男女459名
調査期間:2016年3月15日~2016年3月22日