平成のお笑いを引っ張ってきたダウンタウン。その数あるテレビ番組の中でダウンタウンを代表する番組として真っ先にあげられるのは「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」。しかし、これを年代別に見てみると30代だけは違う結果に。30代がダウンタウンを最も代表する番組としてあげたのは「ダウンタウンのごっつええ感じ」だった。

ダウンタウンがどれだけ偉大なお笑い芸人かなんてことは今さら言及する必要もないとして、カリスマ的な人気を誇り、時代を築いてきた彼らの成功の原動力になった番組はガキ使であることは間違いないでしょう。
1989年から今もなお続く長寿番組であり、ダウンタウンを代表する番組と言えばガキ使というのは誰もが認めざる負えないところでしょう。
しかし、どうしても僕はダウンタウンと言えばごっつなんです。ガキ使と悩むとかではなく完全にごっつなんです。
そう、自分も含め30代はごっつなんです!

※ダウンタウンの番組を観るという人を対象に調査

一般モニターに実施したアンケート調査では、ほぼガキ使とごっつに集中しているが、それでも大きく差をつけてガキ使が1位となった。
年代別に見てもこの順位に差はないが、唯一30代だけは順位が逆転しごっつが1位という結果に!

30代だけがごっつだった理由を考えてみる

今回のアンケート調査で30代だけがごっつだった理由は言うまでもなく、小学生・中学生のそれこそお笑いに目覚める時期にリアルタイムでごっつを観ていた世代だからでしょう。
ごっつの放送は、1991年から1997年までの約6年間。初めて自分の意思で観はじめたお笑い番組がごっつという人が多いのが30代なんです。また、ガキ使が深夜帯の放送だったのに対しごっつは夜8時というゴールデンタイムということもあり、ダウンタウンというコンビに深く入り込むきっかけとなったのはガキ使よりはごっつなんです。

面白くもあり少し苦痛でもあったごっつの放送翌日の学校

ごっつは毎週日曜日の放送でしたが、翌日の月曜日は朝から男子は昨日のごっつのネタを真似したりしてふざけたもの。逆に言えば、観てなければ話についていけず仲間外れになるというリスクもあったのです。
つまり、番組を観て純粋に楽しむという行為と同時に、内容をしっかり覚えて明日の武器を作っていかないといけなかったわけ。
ミスターベーターの乗り突っ込みのくだりを一語一句覚えて、翌日学校で披露出来ればその日のヒーローにもなれました。

30代の主に男性にとっては、ごっつはそういった友達付き合いも含めた青春の1ページのようなものであるといっても過言ではないかもしれません。

そうそうたるメンバーが揃っていた

レギュラーメンバーはダウンタウンをはじめ、今田耕司、東野幸治、板尾創路、ほんこん、YOU、篠原涼子など今なお芸能界のトップで活躍するメンバーが揃っていました。
20代前半くらいの若い女性からすると、篠原涼子はかっこいい憧れの女優さん的なイメージを持っているかもしれないけど、僕からしたらいまだにごっつのコントで浜ちゃんの激しい突っ込みを受けているイメージが捨てきれません。

円熟味を増したこれからのダウンタウンにも期待

ごっつの復活待望論や、もう一度コント番組を作ってほしいなんて声も聞こえてくる。しかし、僕は正直そこまでコントを観たいとかは思いません。
それよりは、50歳を超えたダウンタウンのありのままの自然な空気感もいいかなと思っていて、現在フジテレビ系列で放送されている「ダウンタウンなう」の本音でハシゴ酒のような2人を観るのが結構好き。
いつまでもお笑い界のトップを走り続けてほしいと思うし、いつまでも自分の中のカリスマであってほしい。

バラバラの仕事においてもそれぞれの味を出しているけど、やっぱりダウンタウンは2人揃ってこそダウンタウン。
2人が昔の思い出を懐かしそうに話してるのを観てると、何かすごく癒されるのは自分だけでしょうか。

※イラスト下手ですいません!しかも立ち位置も逆ですいません!!
ドリームニュース

【調査概要】
調査方法:ドリームニュースモニターアンケート
対象:日本全国10~80代男女477名
調査期間:2016年4月13日~2016年4月20日