「世の中の面白い専門店を巡る」という勝手にシリーズ化しているおもしろ専門店シリーズ、今回は先月神楽坂にオープンしたラム肉鴨肉の専門店「ラムダック東京」を調査してきました。

ラム肉と鴨肉の専門店ってどんなものなのか?そんなに食べられるものなのか?実際にお店で食べてきた感想を正直にお伝えしましょう!

「ラムダック東京」とは?

「ラムダック東京」は神田エリアで塊肉とワインを楽しむをコンセプトに展開している「東京ブッチャーズ」の新店舗形態。
神楽坂という大人の街に突如として現れたまさかのラムと鴨を塊肉で楽しむという異端児の専門店です。


メニューは、ラムダック東京という店名の通り前菜からお肉料理、食事系に至るまで本当にラムと鴨のオンパレード。

どちらかというと、ラム肉を使用したメニューが豊富に用意されているので、感覚的にはラム肉料理の専門店と言ってもいいかもしれません。

ドリンクはワインがそれなりに多く取り揃えているようですが、その他のアルコールメニューはそれほど多くありません。

いやーまさか、人生でラムをこんなに食らう日が来るとは夢にも思いませんでした。

ラムと鴨の専門店でラムまみれになってきた

平日の19時に予約を取り、今回は3人で突撃。
店内はオープンしたばかりということもありとても綺麗です。スタッフさんは皆さん元気があって目が合っただけでもテーブルまですっ飛んできてくれます。

正直、これだけラムと鴨のメニューがずらりと並んでいるともう何が何だか分からなくなってくるので、店員さんのおすすめメニューをいただくことに。
結果、前菜系から3品、温菜から1品、さらにメインの肉料理を1品を注文ということになりました。

まず登場したのがこちらの「テリーヌ盛り合わせ」。
両方楽しみたいので、特別に子羊と鴨のテリーヌを相盛りにしてもらっています。

手前の大きいほうが鴨肉のテリーヌ、2切れあるのが子羊のテリーヌ。
鴨肉のほうはお肉以外にも内蔵系が入っているのだろうか、レバーパテのような深い味。レバー系の味が嫌いな方は気を付けて。
子羊は逆にお肉の味がメインになっていて、癖はなく非常に食べやすく仕上がっています。

次に登場したのが、「子羊のたたき ライムの香り

中は半生になるように火を通し、少々強いかなと思えるくらいの塩とライムでいただく。ラムの味自体を十分に楽しむことができる一品。

子羊のスモーク&テッド・ドゥ・モアンヌ

上に乗っかっている花びらのようなものがテッド・ドゥ・モアンヌというチーズ。
結構匂いの強いチーズということで、少しづつスモークしたラムと一緒に食べるスタイルです。

そして、今回頼んだメイン料理の「ソルトブッシュラムのグリル」が登場!
ソルトブッシュラムはオーストラリア内陸部だけに生息するハーブを食べさせたブランド羊。

もろ塊肉の子羊を持ったシェフが意気揚々とテーブルまで運んできてくれます!
(いくら口がラムを拒否し始めていたとしても)さすがに、これは興奮せざるを得ないでしょう。

シェフがその場で切り分けてくれ、流れ出た肉汁を最後に上からかけて完成。

これは中々の美味~~!!
嫌な臭みは無く、羊特有の風味とうま味がとても濃いんです。今まで食べたラムとは確かに違います。これは、この店の一番のおすすめ料理なのも納得の味。
まだ赤い部分もありますが、シェフ曰く「うん、焼き加減完璧!」。

最後に、「子羊と鴨フォアグラのパイ包み焼き

中には子羊の挽肉と鴨のフォアグラが入っていて料理として洗練されていますね。

【ラムダック東京】
住所:東京都新宿区神楽坂6-8
TEL:03-6823-4014
休日:月曜日
食べログ:http://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13197375/

ラムと鴨の専門店に行った結果・・・

もうお気付きの人もいるかもしれないが、この店の料理はそれぞれボリュームが半端ない・・・
実は、前菜の3品ですでにお腹と脳みそは羊を若干拒絶し始めていたんです。
いくら、肉好きラム好きと言えどもこれだけのラム肉を前にするとかなり厳しいのは間違いない。
夜に歯を磨くまで、いや下手したら次の日の朝までラム肉が近くにあるような感覚に襲われました。

3~4人程度で行くならば、前菜は1~2品でメインと食事を1品づつ、そしてラムと鴨をバランスよく注文するのがベストかと思います。
たくさんの料理をちょっとづつ食べたいならもっと大人数で行くことをお勧めします。

そして、メイン料理のソルトブッシュラムは鉄板です。