牛丼チェーンの中でも独自の路線を貫き、コアなファンも多く持つ「なか卯」。そんななか卯から11月9日より海鮮シリーズの第4弾として「生うに丼」が販売開始となった。
天然のウニイクラを贅沢に使い、わさびも信州安曇野産本わさびというこだわりっぷり。価格は並で890円(税込)という値段だが、これが安いのか高いのかはその質、ウニの量次第か。
一体、親子丼で有名ななか卯がどの程度のレベルのうに丼を提供してくれるのか?アポなしで実食してきたぞ!

なか卯の「生うに丼」を実食

今回の生うに丼は、なか卯が昨年の10月から開始している「なか卯の海鮮」シリーズの第4弾。過去には「天然いくら丼」、「サーモン丼」、「海鮮バラちらし」と販売してきた経緯があります。
「生うに丼」の価格は並が890円(税込)、ミニが590円(税込)と、うに丼にも関わらず1,000円を切る!ちなみに持ち帰りは出来ず店内のみでの販売、また一部店舗では取り扱いがないようなので注意。

ところで、海鮮丼のエースと言えば間違いなくうに丼でしょう。
茶碗一杯ほどのうに丼が5,000円以上することもあるような超高級食材。
そんなうに丼が、1,000円でおつりがくる値段で食べられるとあれば(しかもなか卯でだ)試してみるしかないでしょう!
苦味が際立っていたり、食べて気持ち悪くなるようなウニではないことを祈りつつ。

なか卯の南青山一丁目店に行ってみると、入り口から「生うに丼」をごり押し。

カウンター席にも「生うに丼」。

登場した「生うに丼」がこちら。

メニュー写真と比べると、ウニの形が崩れていて色目も違うが、まぁこれは世間一般的な許容範囲内と致しましょう。
気になるウニの量に関しては、ほぼメニュー写真の通りと言えるのではないでしょうか。
多少、イクラの量は少なく感じるか?

なか卯では、カウンターに箸以外にもスプーンが用意されているので、スプーンで豪快にいただきます!

率直な感想は・・・・・
めちゃくちゃ旨いとは言い難いがまずまずの合格点!

ミョウバンの味なのか、多少苦味を感じてしまうのは少し残念なところ。それでも、しっかりとウニ特有の風味と甘みを感じることはできました。

例えば、ウニのレベルを以下のようにクラス分けしてみる。
Eランク:激安回転寿司(もはや食べれない)
Dランク:グルメ系回転寿司
Cランク:カウンター寿司屋
Bランク:超高級寿司屋
Aランク:獲れたてウニ

もし、このランクで考えてみれば、CとDランクの間くらい。人によっては、Cランク程度にも感じるのではないか。

ウニ自体の量に関しては、ほぼほぼメニュー写真通りであったが、全体としてのボリュームは少し控えめ。
男性であれば、これにミニうどんくらいあるとお腹も満足できる感じです。

ミニうどん、もしくはとん汁がつく「生うに丼セット」も用意されていますよ。
しかも、これでも値段は990円(税込)!

【結論】一度食べてみる価値はアリ(でも大きな期待は禁物!)

並の890円という値段を考慮して、ウニの量や味と総合的に判断すれば、海鮮好きの人は十分に行って食べてみる価値アリと言えるのではないでしょうか。
だが、決してめちゃくちゃ旨い良質なウニが使われているわけではありません。
なので、北海道や高級寿司屋で食べるようなうに丼を期待していると、ちょっとショックを感じるかも。

いつもは牛丼だけど今日はちょっと贅沢して「生うに丼」、何ていうのもいいんじゃないでしょうか。