記事内に爬虫類や昆虫などの写真も掲載されていますので、苦手な方は閲覧注意です。

2016年11月27日(日)、今回で11回目を迎えるアクアリウムバス2016に行ってきました。場所は浅草駅から徒歩で約5分のところにある「東京都立産業貿易センター台東館」の4階!

アクアリウムバスとは?

熱帯魚、爬虫類、小動物、両生類から水草専門店からハンドメイド、アートグッズにいたるまで様々なジャンルのお店が集まった生き物関連の即売会です。一般の方の来場はもちろん、出店もできてしまうという生き物好きにはたまらないイベントです。販売だけでなく体験コーナーや抽選会などもあるので子供と一緒に楽しめますよ。

アクアリウムバス
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アクアリウムバス2016 レポート!

イベント概要
開催日程:2016年11月27日(日)
営業時間:11:30~17:00(10:30~は先行入場の方のみ)
開催場所:東京都立産業貿易センター台東館 4F
入場料:1,000円(先行入場2,000円)
小学生以下のお子様は無料

2,000円で先行入場すると、通常では考えられない大特価商品にありつけるらしい・・・頑張って早く起きてくればよかったとちょっと後悔しながら会場に到着したのは当日の13時すぎ。会場は熱気むんむんです。
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100mm超アチェ産スマトラヒラタ登場!ワイルドプライド

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初めに立ち寄ったのが昆虫専門ムシムシ・ネットを運営するワイルドプライドさんのブース。目を引いたのがアチェ産の雄のスマトラヒラタ*!なんと100mm超です。黒光りする大あごはめちゃくちゃカッコいいですね~寿命は2~3年ほどだそうです。ヒラタクワガタは気性が荒く挟まれるとシャレにならないということで触らせてはもらえず。本当は累代飼育してみたかったんですが予算オーバーで今回は諦めました・・・

*インドネシアのスマトラ島を生息地とするヒラタクワガタです。ベンクール、パダン、リアウ、アチェなど産地ごとにアゴの形が異なります。気性が荒いうえにアゴの力も強くクワガタの中で最強と言われるほどです。

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ちなみに12月にはワイルドプライドさん主催のクワガタの販売イベント「Dead or Alive」が下記2つの会場で開催されます。生体も標本もかなり気合が入っているとのこと。お近くの方はぜひ!
Dead or Alive  
2016年12月23日(金)大阪・小原流ホール
2016年12月25日(日)愛知・名古屋企業福祉会館

こじこじのかわいい顔がたまらない★こじこじ

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いろいろなアート店に出品している★こじこじさんのブースへ。窯焼きされ仕上げにやすりを丁寧にかけた「こじこじ」はもちろん手作り。ひとつひとつ微妙に表情が違います。苔を髪の毛のように生やしてもよし、多肉植物を植えてもよし。うちの「こじこじ」は水槽の中で頭から泡を吹いてます。写真 2016-11-27 12 53 43

カラフルなザリガニってきれいなんです!ザりガニパンチ☆

写真 2016-11-27 13 28 19つづいてザリガニ専門ショップザりガニパンチ☆さん。アメリカザリガニと言えば真っ赤なハサミに茶褐色の体が一般的ですが、ここに並んでいるアメリカザリガニは一味違います。突然変異で生まれた個体はオレンジやブルー、ホワイトまでザリガニとは思えないぐらい綺麗な色をしています。
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ちなみに、ザリガニの体色は遺伝の他に餌にも左右されるとのこと。餌に含まれるカロチン由来の赤い色素(アスタキサンチン)の影響で赤くなるため、カロチンを含まない餌(サバの切り身など)を与え続けると青いザリガニになるそうですよ!

キモかわッ!?世界三大奇蟲の1つヒヨケムシも販売!ランバージャック

写真 2016-11-27 13 30 55両生類、爬虫類から昆虫、奇蟲を取り扱うランバージャックさんはさすがの品ぞろえ。爬虫類はもちろんタランチュラやサソリが目を引きます。写真 2016-11-27 13 30 32写真 2016-11-27 13 30 40
写真を取り忘れてしまったのですが世界三大奇蟲の1つヒヨケムシ*の姿は強烈!生きているのを初めて見ました。虫が苦手な人は絶対に見ない方が良いです。ググると後悔しますよ。

*熱帯から亜熱帯地方の乾燥地帯に生息する節足動物で日本には生息していません。見た目が強烈なためか、「人やラクダを食べる」「時速50kmで走る」などの誤情報がでるほど。世界三大奇蟲の1種です。

高級メダカを300円ですくっちゃおう!

アクアリウムバスでは、金魚すくいやメダカすくいなど子供も楽しめるブースもたくさん出ています。しかも格安で高級金魚や高級メダカをすくえるという太っ腹なお店がほとんどです。写真 2016-11-27 12 41 03
自分は5回チャレンジして漆黒の体色が美しい「黒ラメ」や、背中が発光しているように見える「幹之フルボディ」を約30匹ほどゲット。いや~得しちゃったなあ。写真 2016-11-27 12 41 09写真 2016-11-27 13 18 34

また講演や展示、ワークショップも豊富に開催されており来場者を飽きさせません。ひときわ目立っていたのが「真珠のたま出し体験」です。写真 2016-11-27 12 59 57アコヤガイをメスで開きその中から真珠を見つけるという・・・
これはやらないと損でしょう!

聞いてはいないですがおそらくアコヤガイだと思います。

▼まずはアコヤガイを選びます。ここが運命の分かれ道!写真 2016-11-27 13 01 12
▼貝のすきまにメスを滑り込ませます。写真 2016-11-27 13 01 41
▼メスをすすすっと下までスライドしたら貝柱を切ります。写真 2016-11-27 13 01 47
▼パカッ!貝が開きました!写真 2016-11-27 13 01 58
▼貝の身の中を手で探ります。写真 2016-11-27 13 02 18
▼綺麗なピンクパールが出てきました!やったぜ!写真 2016-11-27 13 02 42

たま出しした真珠はその場でペンダントトップに加工してもらいました。写真 2016-11-29 7 15 00

マニアックな水生動物のデザインが光る丸与製作所

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オリジナルデザインのシルクスクリーンのアパレルブランド丸与製作所のブースに到着。メンダコやダイオウグソクムシなどわかる人にはわかるマニアックなデザインがいいですね。たまらずオニキンメTシャツをゲットしてしまいました。写真 2016-11-29 12 08 18
以前はビックサイトで行われるデザインフェスにもブースを出していて、オオサンショウウオのTシャツが大人気だったそうですよ。通信販売もしているそうで興味のある方はぜひ!
丸与製作所HP:http://maruyosyouten.jimdo.com/

生体も飼育用品もおまかせ!フィードオン

写真 2016-11-27 13 51 41そしてアクアリウムバスを主催するフィードオン黒田さんのブースへお邪魔。杉並区にある水草、熱帯魚、爬虫類の生体から飼育用品まで取り扱うお店を運営しているだけあり、豊富な品ぞろえ。ブースはかなりの人だかりで、ブログでアクアリウムバスで大特価放出すると紹介していたボールパイソンもたくさんいましたよ。
▼体の模様が綺麗な定番のシナモン写真 2016-11-27 13 51 35
▼神秘的なカラーのラベンダーアルビノ写真 2016-11-27 13 51 25

IBC国際ショーベタコンテスト入賞魚はかなりレア!TM BETTAS

写真 2016-11-27 13 53 58TM BETTASさんのブースへ。ベタの養殖について研究されているTatsuyaさんと海外のブリーダーと深い交流をもつMaoさんの2人で出しているとのこと。IBC国際ショーベタコンテストの入賞魚や、入手困難な個体など通常あまり目にかかることがないベタにお客さんは夢中になっていました。写真 2016-11-27 13 53 49

艶やかなお腹のシリケンイモリ!奄美の尻剣屋

写真 2016-11-27 13 56 04お隣はシリケンイモリ専門の奄美の尻剣屋さん。尾の形が剣に似ているためこの名がつけられたという奄美諸島に生息する固有種のイモリです。体の色彩に個体差があるため、繁殖させて自分好みの個体に出会うのもまた楽しみの一つですね。本州に生息するアカハライモリと飼い方は同じで良いそうです。なんと寿命は10年を超えるとのこと。恐るべしシリケンイモリ。写真 2016-11-27 13 55 55

海水魚の次はサンゴでしょう!マリンフラグ

写真 2016-11-27 14 12 57マリンフラグさんはサンゴ専門に取り扱っています。ブルーのライトで照らされたサンゴは、さまざまな色に光っているように見えとても幻想的でした。初心者だとうまく育てるのが結構難しいそうで、飼育機材もいろいろ必要とのこと。海水魚と一緒に一度は飼ってみたいですね!しばらくはメダカで我慢します・・・

なんで男は虫に惹かれるんだろう。埼玉虫工房

写真 2016-11-27 14 28 29やっぱり虫が気になって来てしまったのは、埼玉虫工房さん。日本だけでなく海外のハチや蛾、セミから甲虫といった標本をリーズナブルなお値段で出品されてます。特に気になったのがウガンデンシスオオツノハナムグリ*の生体。100匹産まれると100通りの柄が楽しめるという、一粒で100度美味しいヤツです。ブルー系統の個体なんてまるで生きた宝石のようでとても綺麗です。

*アフリカのウガンダに生息するハナムグリの一種です。オスには1本角が生えています。羽の色もブルー、レッド、グリーン、パープルなどと多彩で、模様もそれぞれの個体で異なるのが特徴です。

▼子供のころ図鑑でしか見たことがなかった・・・その名も「バイオリンムシ」の標本
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津軽三味線体験!劇団月の砂漠

写真 2016-11-27 14 40 46今回のアクアリウムバスの司会をされていた劇団月の砂漠さんで津軽三味線体験してみました。津軽三味線は基本左手の人差し指と薬指を使って弦を抑え、右手のバチで弦を上から下へ弾き音を出します。左手の指で弦を弾く「はじき」、右手のバチで弦をすくいあげて音を出す「すくい」という技も教えてもらい、センスがありますねとお褒めの言葉もいただきました。
▼津軽三味線奏者の北村夢雀さん
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インテリアに最適!Kei's Bromeliads

写真 2016-11-27 15 05 54そしてKei's Bromeliadsさん。ブロメリアの専門ショップです。ブロメリアとは中米、南米を中心としたアメリカ大陸原産の熱帯植物で、パイナップル科と総称されています。よくオシャレ雑貨屋さんで見かけるエアプランツもこの仲間ですね。直輸入や生産もされているだけあって抜群の品ぞろえで客足も途絶えませんでした。写真 2016-11-27 15 06 02

小さな苔の世界が面白い!moss-green

写真 2016-11-27 15 06 49続いてはmoss-greenさんのブースへ。そうテラリウムならぬコケリウムの専門ショップです。ワイングラスやビーカーの中に苔のミニガーデンは心が癒されますね。ガラスで覆われるため湿度も保ちやすく管理もすごく簡単です。苔の表面が乾いてきたら霧吹きで水を適度にあげるぐらいです。女性の方にも大変人気だそうです。写真 2016-11-27 15 06 42

ツノガエルを大量放出!カエルブリード研究所

写真 2016-11-27 15 18 11カエルブリード研究所のブースはツノガエル専門店。看板に1年の感謝を込めて超やけくそ大特価にてとあるとおり、大特価でツノガエルを販売してました。写真 2016-11-27 15 17 57カエルも可愛かったのですが、端の方にいたシレトコナマズとビワコオオナマズが気になりました。関東ではなかなか珍しいのではないでしょうか。

最近ネットでもじわじわ来ている昆虫食!デュビア・ジャパン

写真 2016-11-27 15 26 24デュビア・ジャパンさんは究極の活餌プレミアムデュビア専門店です。フリーズドライにされたコオロギやミルワーム、コオロギ粉が入ったパスタなどを販売。昆虫は繁殖力が高く、栄養価も高く注目されていますよね。タレントの所ジョージさんも絶賛だったそうです!これからは昆虫食の時代が来るかもしれません。写真 2016-11-27 15 26 41

可愛すぎるアイツの名はフクロモモンガ!エスキング横浜

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最後にかなりの人だかりができているブースを発見!モモンガPro Shopのエスキング横浜さんです。大きなくりくりの目が特徴のフクロモモンガは、大人になっても20センチほどなのでとても飼いやすく、赤ちゃんの時から育てると人にも良くなつき最近人気のあるペットの1つです。なれると胸ポケットのなかで寝ちゃうことも。写真 2016-11-27 14 04 58一番多いのがノーマルというカラーで、体全体がグレーのよくお店で見かけるタイプ。エスキング横浜さんでは、ノーマルの他にホワイトフェイスという顔が白いタイプとリューシという体毛が白いタイプも販売してました。このリューシは劣性遺伝のためかなり珍しく、個体によっては10万を超えることもあるそうですよ。

アクアリウムバス2016を体験して

初めてアクアリウムバスに行ってみたのですが、時間があればあるだけいられるほど。個人でも手軽に出店できるからか、アットホームな感じがあってよかったです。初めて見る生き物もたくさんいて、販売ブースだけでなく真珠たま出し体験やモザイクアート体験、講演会や豪華賞品が当たるビンゴ大会など企画も盛りだくさんなのに、1,000円は安いくらいですね。今度は前売り券を買って来たいと思います。

あーアチェ産のスマトラヒラタが名残惜しい・・・