自分で釣らないと絶対に食べさせてもらえない!練馬にオープンした「つりぼりカフェ」で高級料亭で出されるほどのホンモロコを喰らう!
昨年11月25日に練馬にオープンしたお店が釣り人の間で話題となっています。
その名も「つりぼりカフェCatch and Eat(キャッチ&イート)」。
練馬駅から徒歩3分のこのお店は、もともとはフィッシュホーンという釣具店があったのですが、釣ってすぐに食べられるつりぼりカフェにリニューアルオープンしたそうです。
大きな円形水槽の釣り堀は定員8名。その水槽の中にはホンモロコ!と思ったら、体の側面にパーマーク(斑点)が・・・ホンモロコにこんなパーマークあったかなと店長さんに話を伺うと、ニジマスの幼魚でした。あとドジョウも入れているそうです。
ちなみにホンモロコという魚、琵琶湖の固有種でありコイ科の中ではNo.1の美味さと言われていて、関西の高級な料亭でも塩焼きや天ぷら、甘露煮にして出されるほど。冬から春が旬で1キロ当たり養殖物で3,000円ほど、天然物でしかも子持ちになるとなんと6,000円~8,000円で取引される高級魚です。
「つりぼりカフェCatch and Eat」さんでは、食用として養殖されたホンモロコを使用しているとのこと。現在はホンモロコではなくニジマスの幼魚がメインとなっています。ホンモロコの産卵時期が春なため卵を孵化させて釣れるようになる大きさになるのが、7月ぐらいだそうで、今水槽にいるホンモロコたちを最後に入荷待ちの状態。それまではニジマスがメインとなるそうです。
つりぼりカフェCatch and Eatの楽しみ方
まずは肝心なシステムから。1時間1席1,000円の前金制で、延長30分500円。釣るだけなら時間内に何匹釣っても大丈夫ですが、調理サービスは10匹までという制限付きです。調理方法は、から揚げか天ぷらを選べます。
ちなみに席料には、釣り竿とエサ代も含まれているので、手ぶらでOK。釣り具の持ち込みは禁止だそうです。
また、カフェなのでソフトドリンクやアルコールも頼むことができます。
子供1人(小学生以下)での入店は不可ですが、大人と一緒の子連れは大歓迎だそうですよ!!
果たしてホンモロコは釣れるのか?
レジで使用料とドリンク代を支払い、延べ竿と専用のエサ、釣った魚を入れるビクが席にセットされ、いざホンモロコ釣りに!仕掛けは、海釣りでいうところの胴突仕掛け。ウキは無く、おもりが一番下に付いていて、途中にエサを付けるシンプルな仕掛けです。エサからほんのちょっとだけ針先を出すのがポイントです。
以前うかがった時は、1時間で6匹という結果に終わったので、今回は気合が入ってます。
まず第1投。
はいニジマス釣れた~
あれ?こんなに簡単だったっけ?
仕掛けを水中に落とすと、一斉にエサに群がってくるので、竿を上下し魚のあたりを感じたら素早く竿をあわせる(上にあげる)と釣れるんですねえ。
その後もコンスタントに釣れ続けるもんで、釣りが上手くなったのかと錯覚するほど。と思っていたら店長さんから一言。
「昨日水槽のメンテナンスだったので、1日お店閉めてたんですよ。なので落とせば釣れますよ~」
やっぱり・・・
食いが違うと思ったんだよな~
結果1時間で44匹という、まあまあな釣果となりました。が、44匹中ホンモロコは1匹・・・しかも写真を撮っている最中に逃げられるというお粗末な結果に。まだまだ修行が足りないですね。
▼分かりにくい画像で恐縮ですが、今回唯一釣ったホンモロコ
いくら釣り上げても食べられるのは10匹までなので、10匹びくに入れたらそれ以上は入れず、針を外してリリースしてあげてください。すぐ弱って死んでしまうそうです。
釣らないと食べられないホンモロコの味とは?
もちろん魚が釣れなければ食べられませんよ。店長さんは「釣ってない人には絶対に意地でも食べさせないし、それをやったらつりぼりカフェではなく食堂になっちゃうからね」と笑っていました。
と言っても今回ホンモロコは1匹も入っていないんですけどね・・・
なので先日うかがった際に食べたホンモロコの味を思い出して書いてみます。
まず全く臭みがないということ。以前何度か鯉を食べたことがあるのですが、鯉って特有の泥臭さがあるんですよ。しかしホンモロコはまったく泥臭さがありません。また、骨も柔らかくほくほくした食感で程よい脂と甘み、そして旨みをしっかりと感じることができます。これは間違いなくコイ科の魚の中でNo.1!魚が苦手なお子さんでも食べられると思います。
これがまたビールと合うんだな~
10匹なんてペロッと平らげてしまいますよ。(前回自分は6匹でしたが・・・)
調味料もいろいろと用意されているのでお好みでどうぞ。
今回ニジマスのみでしたが、ニジマスでも十分美味しいですね。
やはり自分で釣り上げた魚を、すぐさま調理して喰らう。これこそ釣りの醍醐味ではないでしょうか。
つりぼりカフェCatch and Eatの店内
つりぼりカフェCatch and Eatでは、ホンモロコ(現在はニジマスメイン)の他に、オニテナガエビが釣れるんです。東南アジアでよく食べられている、ハサミは青いやつですね。
こちらも1時間1,000円で、ウキ釣りで釣るそうです。
釣れた場合は、2匹までエビのから揚げプレゼントということですが、オニテナガエビではなくブラックタイガーのから揚げとのこと。
また、レジの上にはルアーが陳列されており、壁の棚には缶詰とレトルト食品やちょっと前から人気のBAPE(電子タバコ)が並びます。軽くつまむにはいい感じです。
【つりぼりカフェCatch and Eat】
営業時間
平日 15:00~23:00
土日祝12:00~23:00
釣り掘り受付最終 閉店1時間前
ドリンクフードラストオーダー 閉店30分前
〒176-0001東京都練馬区練馬1-35-1-106
TEL 03-5912-0838
ブログ http://catch-eat.jugem.jp/
仕事帰りにちょこっと寄って、釣った魚を肴に1杯なんて最高ではないでしょうか。
あっ釣り好きは注意してください。釣りに集中しすぎて全くお酒が進みません(笑)
またお客さんは釣りが好きな方が多いので、色んな話が聞けて面白いですよ。なぜか、海外で怪魚釣りを趣味としているお客さんが多いみたいです。
次はホンモロコ狙いで再挑戦だ!!