2017年7月19日(水)、横浜家系ラーメンチェーンの「壱角家(イッカクヤ)」の新業態として、激辛家系ラーメンを提供する『壱角家RED(イチカクヤ レッド)』が東京・渋谷の道玄坂にオープンしました!

『壱角家RED』が渋谷 道玄坂に登場!4段階でカスタマイズできる激辛ラーメンと、寺をコンセプトにした店内に注目

壱角家REDのメニュー開発は有名ラーメン研究家の「石山 勇人」さんプロデュース。看板メニューである「辛みそRED」は、壱角家特製の濃厚とんこつスープに四川山椒のピリッとした辛さを合わせ、シンプルな中にも辛味と旨みが上手く融合した一品になっているとのこと。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)

メニュー名に「RED」が付く商品は、辛さを「風神・雷神・龍神・閻魔」の4段階から選べる

▼壱角家REDでは、メニュー名に「RED」が付く商品の辛さを4段階で選べるようになっています。

壱角家RED(イチカクヤ レッド)

辛さは「風神・雷神・龍神・閻魔」の4種類。「風神」が壱角家REDのスタンダードの辛さで、いかにもラスボス感のある「閻魔」がレベルMAXの辛さ。閻魔だけトッピング料として+270円かかります。

「閻魔」だけプラス料金がかかるので特別感がありますが、それもそのはず。閻魔の辛みそには、ギネスにも認定されたことがある最恐に辛い唐辛子「トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー」を使用している超激辛仕様になっているらしい…!

今回はもちろん、最強の辛さの「辛みそRED 閻魔」を食べに行ってきました!

ちなみにこのトリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーは、当サイト「ハレルヤ」でも何度か登場しているブート・ジョロキアを軽く上回る辛さの唐辛子。筆者は辛いものは好きですが、辛いものに強くはありません。超不安です。トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー・タベタクネーナー・ブッチシテーナー。

女性一人でも来やすい店内。和テイストのインテリアやイラストにも注目

壱角家RED』は渋谷駅から道玄坂を登って2〜3分の、元々「壱角家 渋谷1号店」があった場所に、リニューアルという形で登場。すぐ近くには、同じく激辛ラーメンで絶大な人気を誇る「中本」も店舗を構えています。

▼激辛ラーメン店とだけあって、激辛をイメージする真っ赤な店構え。ガラス張りで店内の様子がすべて見えるようになっていました。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)

▼店内には、1席ずつ左右に仕切りがあるカウンター席が16席。何となく人気ラーメン店「一蘭」の簡易版みたいな感じですね。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)仕切りがあると女性の一人客でも入りやすさが増しますが、一蘭ほどガッツリした仕切りではないので、一緒に来た人とも喋りやすくて良いです。

▼カウンターの他に、テーブル席が11席。少人数のグループでも楽しめます。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)

▼内装は、唐辛子に乗っている風神雷神のイラストや
壱角家RED(イチカクヤ レッド)

▼提灯(ちょうちん)など、和を意識した作りになっています。コンセプトは「寺」だそうです。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)外国人の方にとてもウケそうな内装ですが、日本人としてもなんだか楽しくなる内装ですね。

カウンター席の注文・提供方法が最先端で面白い

▼オープン初日の一番乗りで入店!注文は、まず食券をタッチパネル式の券売機で購入するシステムになっていました。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)編集部は辛さレベルMAXの「特製辛みそRED 閻魔」1,570円(税込)と、辛さレベル1の「特製辛みそRED 風神」1,300円(税込)を注文しました!ちなみに、辛いメニューの他にも、辛さがない普通の家系ラーメンもあるので、辛いのが苦手な方もご安心ください。

▼カウンター席。1区画ずつ、お箸やコップ、押すと水が出るやつなどが置かれています。(これも一蘭っぽい…!)
壱角家RED(イチカクヤ レッド)注目すべきは、これまた席ごとに設置されたタッチパネル。

▼まずは言語選択。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)

▼すると、写真のような画面になり、自分の顔などが映し出されます。飲食店での初めての展開におどおどしましたが、よく読むと「食券のQRコードをカメラで読み込んでください」との表示が。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)

▼そう、食券を購入するとこのようなQRコードの付いた紙が出てきます。これを画面左のカメラ部分にかざすのです!
壱角家RED(イチカクヤ レッド)すると、食券機で購入したメニューの情報が読み込まれ、そこから麺の硬さや辛さなどを自分好みにカスタマイズできるシステムになっていました。

▼こんな感じで、硬さ・辛さ・しびれ・背脂・野菜などを調整できます。(これもいちら…!)
壱角家RED(イチカクヤ レッド)他にも追加注文や、店員さんの呼び出しなどもこのタッチパネルから全てできます。

▼そして、カウンターに座った自分の目の前には、上下2段のレールが設置されています。カメラで覗いてみると一直線に厨房まで伸びているようで、ラーメンが出来上がると商品が自動的に運ばれてくるシステム。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)

▼自分の商品ができあがるとタブレットから軽快な音楽が流れはじめ、赤い台に乗って注文したラーメンが運ばれてきました!これはまるで回転寿司!
壱角家RED(イチカクヤ レッド)

▼商品を受け取ったら、タブレットに映し出される「返却」ボタンを忘れずに押してください。押さないと効果音が鳴り続けますよ。ボタンを押すとラーメンが乗っていた赤い台が返っていきます。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)戸惑う部分もいくつかありましたが、注文から商品が運ばれてくるまで最先端の技術を体験できて面白かったです。レールでの提供はカウンター席だけなので、体験したい方はカウンター席を希望してください。

最強の辛さ!?「特製辛みそRED 閻魔」実食!

▼まず、こちらが一番辛くない、壱角家REDスタンダードの「特製辛みそRED 風神」。MAXレベルの閻魔を食べる前にスープを一口だけ飲んでみましたが、風神レベルでもなかなかの辛さでした…!
壱角家RED(イチカクヤ レッド)

▼そして、こちらが閻魔
壱角家RED(イチカクヤ レッド)見た目だけだと風神との違いがよくわからないですね。

▼1点、閻魔には辛さサポートとして、牛乳が一杯ついてきます。これはありがたいですよ。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)ちなみに、牛乳はレールではなく店員さんが運んできてくれました。

▼赤く染まったスープ。背脂がポツポツ浮いています。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)

▼青唐辛子が2本。辛いとは思いますが、これはトリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーではないのでご安心を。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)

▼スープが絡んだ中太ストレート麺。閻魔の辛さとはいかに…いただきます!
壱角家RED(イチカクヤ レッド)

辛いけど辛くない!

閻魔よ…。どういうことだ…。お前はこんなもんだったのか!確かに辛いです。超辛い。口の中や口の周りはヒリヒリするし、喉にチクリと刺さるような刺激もあります。

が、思ったよりは全然辛くない!辛さに箸が止まってしまうこともなく、普通に食べ続けられる辛さです。トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーとは一体…。
相当な辛さを期待していただけに、これが本当に閻魔なのか?中身間違えてないか?とも思ってしまいました。(その可能性微レ存)

筆者が食べたものが正真正銘の「閻魔」であるとするのであれば、中本のラーメンの方が何倍も辛いでしょう。店員さんいわく、味噌で辛さがマイルドになって食べやすくなっているのではないかということもおっしゃってました。辛さの極みを期待している方であれば、ガッカリしてしまうかも。

▼しかし、辛いは辛いので牛乳サポートは良かったです。牛乳も辛さの刺激を抑さえた一因かもしれません。
壱角家RED(イチカクヤ レッド)辛さばかりに着目してしまいましたが、味は辛さの中にも、旨味のある濃厚な味噌が効いていて美味しいです!単に辛いだけではなく、しっかりと美味しいラーメン。味噌感が結構強いので、家系感はあまり感じないですね。

超超超激辛好きの方には物足りないかもしれませんが、辛い中にも旨味をしっかり感じる事ができるチョイ激辛の美味しいラーメンでした。しかし、辛さの感じ方は個人差があるので、自信のない方はまず「風神」「雷神」あたりの辛さで挑戦してみてください!

壱角家RED(イチカクヤ レッド)
壱角家REDの店内で活躍する「唐辛子おじさん」。探してみてね!