「浅草むぎとろ」のとろろ食べ放題「むぎとろバイキング」のクオリティがヤバイ!どうせなら2,000円コースを楽しむべし!
様々な美味しいものが集まる街、それが「浅草」。海外からの観光客も多く訪れるこの街に、日本人だからこそ味わってほしい夏におすすめのグルメがあります。
それが、「浅草むぎとろ」のとろろ食べ放題「むぎとろバイキング」だ!
「浅草むぎとろ」は、その名の通りむぎとろが名物となっている高級とろろ懐石料理店。平日のランチのみに提供されている「むぎとろバイキング」は、低価格で本物のとろろが味わえるとして連日大人気となっています。
最高の「むぎとろ」を腹いっぱい食べてスタミナつけてきた!
「浅草むぎとろ」は、昭和4年創業の伝統あるとろろ懐石料理店で、本店は駒形橋の近く隅田川を望める川沿いに位置しています。
見るからに風格のある格式高めな佇まい。ちょっと入店するのに躊躇してしまいそうですが、もちろん大丈夫ですよ。
さて、気になる「むぎとろバイキング」ですが、こちらは平日のランチ時のみの提供で90分制となっています。
むぎとろバイキングの種類は2種類あり、1,000円の「元祖とろろ」と、2,000円の「とろろ三昧」。(どちらも税込)
何が違うかというと、1,000円のほうは席が1階席での案内となり、とろろの種類やおかずが少な目、2,000円のほうは屋上席での案内となって、とろろの種類やおかずも増えるので幅広く楽しめるようになっていること。
2倍の価格差、1,000円という違いはかなり大きいため、どちらを選ぶかは個人個人の自由ではありますが、もし浅草まで来てわざわざ食べに行くのであれば文句なしに2,000円のバイキングコースをおすすめします。
今回、実際に食べてきたのも2,000円のコース、結果として大満足となった「むぎとろバイキング」を紹介していきましょう。
訪れたのは3連休明けの平日11時半、連休明けのためか意外にもそれほど混雑している様子はなく、店に到着するとすぐに案内されます。
少し店内の様子をうかがってみると、1階の1,000円コースのほうは8割がたの席が埋まっている状態。やはり1,000円コースを注文する人のほうが多いようです。
2,000円のコースであることを告げると、エレベーターで屋上に案内されます。エレベーターが到着すると店員さんが丁寧にお出迎え。
そして、フロアへ案内されると目の前に飛び込んでくるのは、
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THE スカイツリー!!
通称「うん〇」ビルとしても有名な浅草を象徴するオブジェも見られます。
この日は雲が多めでしたが、快晴だとより一層くっきりとスカイツリーがみられるようです。
隅田川とスカイツリーという最高のロケーションを眺めながら、美味しいランチを食べられるとあれば、これだけでも十分に価値アリと感じる人もいるでしょう。
席に案内されると食べ放題開始。
まずは、メインのむぎとろをチェックしに行くと、重厚な存在感を放ったとろろがそこに!
味の違う2種類のとろろ、一つは「浅草むぎとろ」の定番となっている味付とろろで、もう一つはあまり聞いたことがない胡麻とろろなるもの。
一発目はやはり定番のとろろから。
強い粘りが特徴の大和芋のとろろ、すくい上げてみるとずっしりとした重みを感じます。粘りが強い強い!
麦飯の上にたっぷりとかけましょう。
仕上げに青のりを振りかければ、見た目にも鮮やかなむぎとろが出来上がり!
早く、このむぎとろを胃の中にかっ込みたいところですが、ここはいったん落ち着いてその他のおかずもチェックしにいきます。
今回用意されていたのは、漬けマグロ、サバ味噌煮、鶏と大根の炊き合わせ、ナスの煮びたし、出汁巻き卵など十数種類ほど。
食べ放題なのに、一つ一つ丁寧に作られているのが見た目からも伝わってきます。また、テーブルがすごく綺麗で食べ放題のガチャガチャ感が全くないのが何よりの好印象。
とりあえず、マイパーフェクトセット完成!
早速、スプーンでむぎとろを豪快にいだだきます。
・・・・!!
まさに、大地の息吹と一体になったかのような力強さを感じる味わい!
程よく効いた出汁の風味と大和芋の自然な風味が最高に旨い。身体の中からキレイになっていくのがはっきりと分かるようで、崇高な大地の恵みに感謝する気持ちさえわずかながら覚えたのであった。
とろろとはこんなに美味しい食べ物だったのか、本当に旨味がみなぎっている!
おかずもどれもこれも食べ放題とは思えない本格的な味わい。
しつこくなく上品な味付けで、一つ一つが懐石料理の一品として出てきてもおかしくはないレベルではないでしょうか。
鶏手羽と大根の炊き合わせやナスの煮びたしも見事でしたが、全てのおかずはむぎとろという主役を引き立てるように考えられているのでしょう。濃すぎず素材の味わいを活かしています。
ところで、2,000円のコースは3種類のとろろが楽しめるということでしたが、もう一つが先ほど一緒に並んでいた胡麻とろろ。
胡麻の風味が加わったとろろは、さらに力強さがパワーアップ。胡麻のコクと風味が加わり、味わいもより一層濃厚なとろろとなっています。
ただ、筆者個人の意見としては、決して悪くはないがやはりとろろはそのままの本来の味わいだけで楽しみたいとは感じます。
もう一つは、おかずが並んだところにある長芋のとろろ。こちらは漬けマグロの山かけ用に使用します。
大和芋とは違って滑らかな食感。
食べ放題メニューには、讃岐うどんも用意されているので、とろろを上からかけて山かけうどんにしてもグッド。
デザートは、水ようかんと杏仁豆腐が用意されていました。こちらも、老舗甘味処で出てきてもおかしくはないほどの味わい。つるんとした喉越しがたまらん。
2,000円払っても価値はある!大満足の「むぎとろバイキング」
今まで、数多くの食べ放題のお店に行ったことがありますが、心から満足できた食べ放題って、実は中々ないんですよね。大体、どこかしらに後悔が残る。
そんな中、今回の「浅草むぎとろ」の食べ放題は大満足。
1,000円のコースでも良かったのですが、2,000円のコースが大満足となった理由を挙げてみると、
- スカイツリーや隅田川が眺められる最高のロケーション
- パワーみなぎる最高のとろろを心行くまで楽しめる
- おかずが豊富で、一つ一つが食べ放題とは思えないほどの丁寧なクオリティ
- 食べ放題特有のガチャガチャ感が全くない
- 店員さんが落ち着いていて接客が心地よい
普段から浅草に拠点を置く人であれば、また話が違ってくると思いますがが、もし観光などで浅草に行って「むぎとろバイキング」に行ってみたいというのであれば、間違いなく2,000円コースを注文しても損はしないでしょう。
いやむしろ、せっかく浅草に行ったのであれば、2,000円コースを頼むべきだとさえ感じます。
久しぶりに心身共に大満足できた食べ放題、これで今年の夏は乗り切れることを祈る!
▼入口脇の池には鯉が優雅に泳いでいます。勝手にえさをやると弱ってしまうようなので止めましょう。