たこ焼きを食べたくなった時、真っ先に思い浮かべるのは「築地銀だこ」のカリカリたこ焼き。特に関東圏の人の中には、もう銀だこのたこ焼きでないと満足できないという人も多いのではないだろうか。
それほどまでに日本のたこ焼き市場を牛耳っている銀だこですが、裏メニューと言うほどのものではないにしろちょっとした通好みのメニューが存在することを知りました。
それは、ソースもマヨネーズもかつお節やのりも何もかけない、焼き上げたそのまんまのたこ焼きのこと。

通称は「はだか」というらしい。

何もかけないそのままの姿だから「はだか」というわけだ。
銀だこ好きとしては、一度挑戦して味わってみたいということで、「はだか」なる、言ってしまえばただのたこ焼きを味わってきました。

「はだか」は出汁の旨味とカリカリ食感をストレートに楽しめる。

この「はだか」は、築地銀だこでも銀だこのコンセプト店であるハイボール酒場でも注文することが出来ます。(注文の仕方については後ほど)

早速、「はだか」なるたこ焼きを注文してから待つこと10分弱。
焼きたてのたこ焼き「はだか」が登場!

本当にソースもマヨも何もなし。まさに単なるたこ焼きがそこに。
普通のたこ焼きと並べてみるとこんな感じ。

見た目的にはどこか寂しさがあるのは否めない。

こうしてみると生地の中に紅ショウガやネギが入っていることがはっきりと分かります。

早速食べてみると・・・、
悪くない、いやむしろ十分に旨い!

口中に出汁の旨味が広がってシンプルに生地とタコの風味を味わうことが出来ます。
ソースやマヨネーズをかけて食べるのがたこ焼きとしての本来の食べ方であることに異論を挟むつもりはないですが、生地自体の出汁の旨味を味わうには余分だとさえも思える。

ソースやマヨネーズがないため、後味もさっぱりとしているのはうれしいところ。

そしてもう一つ、「はだか」のプラスポイントとして挙げられるのは、カリカリの食感が最後まで楽しめるということ。
銀だこのたこ焼きの大きな特徴である外はカリカリで中はトロトロの食感。ソースをかけて時間が経つと、最後のほうにはカリカリ食感が弱くなってしまいますが、「はだか」ならば最後までカリッとした心地よい食感を楽しめることが出来ますよ。

初めて、銀だこの「はだか」を食べてみた素直な感想としては、これはこれで本当にアリ!
ソースがないからと言って、味が物足りないということはないしシンプルに出汁の旨味を味わえるので十分に満足できるはず。

【注意】注文の際に「はだか」は通じない可能性あり

今回伺ったのは、多くの人で賑わう渋谷の「築地銀だこ ハイボール酒場 渋谷東口店」。

銀だこ内においては、「はだか」というメニューの存在が浸透していると思っていたので、意気揚々と注文の際に「はだかを一つ!」と言ったわけですが、結論としては見事に通じなかった
このやり取りから、銀だこ内でも「はだか」を裏メニューとして把握している人とそうではない人がいることが判明。

また、「はだか」という単語自体を発するのが少し恥ずかしいと感じる人もいるでしょう。
どうしても、一度「はだか」を味わってみたいという人は、以下のように注文するのがベストかもしれない。
普通のたこ焼きをソースもマヨネーズも何もつけないでください。

ちなみに、「はだか」の料金は通常のたこ焼きと同じです。

▼ハイボールとの相性は言うまでもない