銀行ATMで現金を取り忘れたけど、無事お金が戻ってきたお話。実体験を元に、現金取り忘れの際にすべき対処法を紹介します
2017年11月21日、私(筆者)は、人生初のとんでもないミスをしてしまいました。
ATMで引き出した現金を取り忘れる
銀行ATMで現金を取り忘れたお話。
なんということでしょう…。
都内某駅の構内に設置されている銀行の「ATM」にお金を引き出しに行き、引き出した現金をATMに残したまま、私は去ってしまったのです。
その額4万円…。
キャッシュカードで現金を引き出し、キャッシュカードと利用明細票だけを回収。現金4万円には一切手を触れることなく置き去りにしました。
▼その際に発行された、実際のATM利用明細票がこちらです。取引日時は2017年11月21日16時33分、現金4万円。
気が付いたのはそれから約3時間後。夕飯の買い物をしようと財布を見てみると、ATMで下ろしたはずの4万円が財布に入っていなかったのです。
そういえば少し急いでいたこともあって、キャッシュカードと明細を受け取ったあと、現金を財布に入れた記憶がありません。この時ようやく、ATMで現金を取り忘れたということを自覚しました。
しかし4万円という高額な現金を紛失してしまったことにショックを受けた私は、一旦現実逃避をし、取り忘れたことを記憶から抹消することに。
「どうせ今日はもう銀行もやってないし、探すなら明日だ。とりあえず辛いことは忘れよう。」と…。その日は楽しく美味しく夕食を食べ、眠りにつきました。
そして置き忘れた翌日、大変有り難いことにその現金4万円は無事私の手元に戻ってきたのです。
今回は私の実体験を元に、銀行ATMで現金を取り忘れた際の対処法を紹介したいと思います。
まずはじめに、本件で各所様々な方にご迷惑とお手数をおかけしてしまったこと、お詫び致します。
銀行ATMで現金を取り忘れた時は何をすべき? お金が戻ってくるまでに実際に行った対処法
今回の対処法は、
・駅構内のATMに現金を置き忘れた
・使用したのは「みずほ銀行」のATM
・時間がある程度経っている
という条件で書かせていただきます。
この記事を見て頂いている方で、全く同じ条件の方は少ないかもしれませんが、基本は同じはずなので参考にはなるはずです。是非ご覧ください。
取り忘れた現金がATMに回収されている可能性あり! ATMを管理している銀行の総合窓口に電話
まず私が行ったことは、ATMの母体であるみずほ銀行に電話すること。
なぜかというと、ATMでお金を下ろし、そのお金を取らずにしばらくすると自動でATM内に回収されるのです。
また、回収されても自動で口座に組み戻しされることはないという情報があったため、一番初めに電話してみることにしました。
ちなみに、みずほ銀行の総合窓口は以下です。電話すると自動音声ガイダンスが流れるので、9#を押せば担当者に繋がります。
■0120-3242-86(通話料無料)
■042-311-9210(フリーダイヤルが使えない場合)
月曜日~金曜日 9時00分~21時00分
土・日曜日 9時00分~17時00分
(※1月1日~3日、祝日、振替休日を除く。12月31日は9時00分~17時00分受付)
また、今回は駅構内のATM。
状況や、取り忘れたATMの場所などを担当者に伝えると、ATMを管轄している支店名と電話番号を教えてくれました。支店に直接連絡してほしいということです。
もともと窓口等のある銀行店舗内のATMに忘れたということであれば、初めから支店に直接電話するのが良いと思います。
ATMを管轄する銀行支店に電話
先程教えてもらったATMを管轄している支店に電話をします。こちらも自動音声ガイダンスが流れるので、#4を押すと担当者に繋がります。
同様に、現金を取り忘れた状況、ATMの場所を伝えてください。
すると取引時間帯や、下ろした金額(1万円札なのか、千円札なのかも含め)、銀行の口座番号等を聞かれますので、取り忘れた際の取引が記されている通帳や、ATM利用明細票を手元に用意しておくとスムーズです。
その情報を元に、現時点で現金の取り忘れの届け等が来ていないかを調べてくれます。
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私の場合、現時点ではまだありませんと伝えられました。
ATMセンターに確認してもらえる
しかし、支店の他にATMを管理している「ATMセンター」なるものがあるらしく、そのATMセンターにも確認してから改めて折り返してくれるということになりました。色々と対応していただけて感謝です。
自分の電話番号を伝え、一度電話を切りました。
5分ほどして着信が。吉報を期待するドキドキが止まりません。
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私の場合、現時点ではまだありませんと伝えられました。
ついに発見!? ATMが設置されている駅に聞いてみる
ATMを管理している「みずほ銀行」に問い合わせしましたが、銀行側には私の現金4万円の所在がわからないというのです。絶望しました。もう戻ってこないのか、私の4万円…。
そんなことを考えつつ、ふと思い出す。「そうだ、ATMのすぐ横に改札があったな! 誰かが届けてくれた可能性がある!」と。
僅かな希望を胸に、すぐさまATMの近くの改札に向かいました。
駅員さんに利用明細票を見せながら事情を説明し、4万円が届いてないか聞いてみました。
なんと、心優しい男性が届けてくれたというのです。私が4万円を下ろした2017年11月21日16時33分の2分後、2017年11月21日16時35分に。
私が肌身離さず持っていた利用明細票に、詳細な時間や4万円という金額が書かれていたため、状況が完全に一致。最後に身分証確認や、受取のサインをしてスムーズに現金を受け取ることができました。
届けていただいた方には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
※拾得物に対する謝礼等についても確認しましたが、放棄されたとのことでした
警察に行く
私の場合、無事に現金が戻ってきたわけですが、もしそこで見つかっていなければ警察に行く予定でした。銀行もダメ、ATMの近くの店舗や駅もダメ、となると最後。警察に行くしかありません。
警察にその現金が届けられている可能性もありますし、誰かがそれを自分の懐に入れるようであれば窃盗になります。
最終的には必ず近くの交番や警察署まで足を運んでみてください。
さいごに。ATMからお金を取り忘れる事なんて…
いかがでしたでしょうか。
まさか自分がATMからお金を取り忘れる事なんてあるはず無いと思っていました。それが現実に起こってしまったのです。
今回は無事戻ってきたから良いものを、戻ってきていなかったらその傷は相当長く深く残っていたでしょう。
また、今回の1番の反省点は、ATMでお金を引き出す際に、密閉型のイヤホンで音楽を聞いていたこと。
本来、お金をずっと取らないでいると、回収されるまでの間「警報音」が鳴り続けるらしいのです。イヤホンをして外の音を遮断してさえいなければ、その警報音で気付けた可能性が高かったと思います。
普通はATMからお金を取り忘れるなんて事はそうそう無いと思いますが、みなさんもどうぞ十分お気をつけください。