青森のB級グルメというと、南部せんべいとたくさんの野菜が入った「八戸せんべい汁」や、玉ねぎと牛バラ肉を甘辛いタレで炒めた「十和田バラ焼き」を思い浮かべますが、約40年も前から青森県民に親しまれているB級グルメがあることを知っていましたか?

その名も「味噌カレー牛乳ラーメン」!!

「味噌ラーメンにカレーと牛乳を入れると美味しい」というお客さんの声から、あるラーメン屋さんの店主が作ったと言われています。

そんな数十年の時を経て「味噌カレー牛乳ラーメン」が、どらやきとして再現された商品があるんです。それが「味噌バターカレー牛乳どらやき」です。しかも、2012年には「ふるさと食品コンクール知事賞」を受賞しています。

▼「味噌バターカレー牛乳どらやき」

「味噌バターカレー牛乳どらやき」はここで買えるよ

現在、東京は赤坂のイベントスペース併設型アンテナショップ「AoMoLink(あおもりんく)~赤坂~」と、青森市の創作和菓子店「松栄堂」で販売されています。価格は1個150円(税込)です。

▼「AoMoLink(あおもりんく)~赤坂~」

【AoMoLink~赤坂~ 店舗情報】
住所:東京都港区赤坂3-13-7 ファーストキャビン 1F
電話番号:03-5561-3131
営業時間:11:00~18:00
定休日:無休
URL:https://www.facebook.com/aomolinkakasaka/
【松栄堂栄町本店 店舗情報】
住所:青森県青森市栄町1-5-4
電話番号:017-743-1863
営業時間:9:00~19:00(平日・土曜)、9:00~18:00(日曜・祭日)
定休日:無休
URL:http://www.syoeido.co.jp/
備考:その他店舗に関してはこちらをご覧ください。

「味噌バターカレー牛乳どらやき」のお味は?

▼見た目はふつうのどらやきです。

▼牛乳、バター、カレー、味噌がちゃんと入ってますね。

▼半分に割るとたっぷりのカレー餡。

▼それではいただいてみましょう。

香りは思った以上にカレーです。ひとくち頬張るとカレーの風味が口いっぱいに広がります。あんこの甘みを感じるカレー餡の中にかすかにひっそりと佇む味噌の風味。なめらかな口当たりは牛乳のせいでしょうか。そして、バターが加わることによりマイルドさを醸し出しています。どらやきの生地とカレー餡が意外と甘いので、甘いものとカレーの取り合わせが苦手な方はだめかもしれません。食べ終わると完全にカレーですね。

味噌バターカレー牛乳どら焼き」のこだわりは、青森県産の素材をふんだんにつかっているということ。津軽熟成味噌や蓬田村の養鶏卵、青森県産牛乳を使用した青森のB級グルメぜひご堪能あれ!

さいごに・・・

筆者は、牛乳がカレーに一番合う飲み物だと思っています。また、カレーとバターの相性は言うまでもなく、バターと味噌の相性も抜群です。ということは牛乳とカレーとバターと味噌の相性は抜群である】という方程式が成立するわけです。

理論上、方程式は成り立ったわけですが、全部をまとめて食べると、カレーの存在感が強く他の素材がちょっと弱いかなと感じました。個人的には、変わり種どらやきとしては全然アリだとは思いますが、好き嫌いがはっきりと分かれる点を考慮すると「味噌バターカレー牛乳どらやき」は、迷作かもしれません。

※本稿は、2018年3月現在の情報に基づいて執筆しております。