『モクテル』って知ってる? おすすめモクテル(ノンアルコールカクテル)メニューをバーテンダーに聞いてみた!!!
『モクテル』って知ってますか?
あまり聞きなれないこの『モクテル』とは、「似せた・偽りの」を意味する「mock(モック)」と「cocktail=カクテル」を組み合わせた造語で「ノンアルコールカクテル」のことを指します。お洒落な『モクテル』は、場所を選ばずにお酒が苦手な人でも楽しめるということから、近年人気を博しています。
今回、知り合いのバーテンダーさんに依頼して、簡単にできる“モクテルレシピ”を教えていただきました。ひと手間かけるだけで、美味しくてお洒落な『モクテル』が作れちゃいますよ。
*下記でご紹介する「モクテル」には、オリジナルで名前を付けていただいたものもあるため、バーで頼んでもわからないことがありますのであしからず。
女子ウケ間違いなしの「ヴァージンチャイナブルー」
- 世界のキッチンから“ソルティライチ” 45ml
- グレープフルーツジュース 45ml
- ブルーシロップ 10ml
- トニックウォーター 適量
【レシピ】
【作り方】
氷の入ったロンググラスに、ソルティライチ、グレープフルーツジュースを入れ、トニックウォーターで満たし軽く混ぜる。ブルーシロップをグラスの底に沈ませて完成。
ライチリキュールを使ったカクテル「チャイナブルー」のノンアルコール版です。ソルティライチのライチ感とグレープフルーツの酸味が抜群の相性、ブルーのグラデーションで見た目も綺麗という、女性の9割が好きと答えるであろう女子ウケ間違いなしの『モクテル』です。
今回ブルーシロップが無く、ブルーキュラソーというリキュールを使いましたが、かき氷のブルーハワイシロップでも代用できます。イチゴシロップを使えば赤に、メロンシロップを使えば緑のグラデーションが作れますよ。シロップは色が違くても味は同じなのでご心配なく。
▼細長いスプーンやマドラーのような棒状のものをグラスの底まで入れ、ブルーシロップを伝わせると綺麗に沈みます。
▼混ぜると綺麗な水色に変化。
ノンアルコールカクテルの王道「シンデレラ」
- オレンジジュース 20ml
- パイナップルジュース 20ml
- レモン果汁 20ml
【レシピ】
【作り方】
オレンジジュース、パイナップルジュース、レモンジュースをシェーカーに入れ、シェイクしグラスに注ぐ。シェーカーが無い場合、グラスに氷を入れしっかりと混ぜるだけでもOK。
ショートスタイル(三角形のカクテルグラススタイル)のノンアルコールカクテルと言えば、真っ先に思い起こすのがこの「シンデレラ」。物語のシンデレラのごとく、お酒の飲めない方でもバーを楽しめるようにと考えられたそうです。
パイナップルとオレンジの甘味を、レモンの酸味がすっきりとした味わいにまとめた「シンデレラ」はトロピカルな香りが印象的です。今回はお洒落にチェリーをあしらってみました。
冬にぴったり、生姜と蜂蜜でポカポカな「ホットハニージンジャー」
- 生姜蜂蜜(すりおろした生姜を汁ごと蜂蜜と混ぜ合わせたもの) 20ml
- レモン果汁 10ml
- お湯 適量
- レモンスライス 1枚
【レシピ】
【作り方】
グラスに生姜蜂蜜とレモンジュースを入れ、お湯で満たし良く混ぜ、レモンスライスを浮かべる。
生姜効果で身体が温まる、この寒い季節にぴったりの『モクテル』です。風邪をひいたときや寝る前にもぴったりですね。お湯ではなく水で割って氷を入れれば、夏仕様に早変わり。生姜蜂蜜は、蜂蜜1リットルに対し、生姜を1本丸ごとすりおろし汁と一緒に投入するだけなので簡単に作れます。
フレッシュフルーツでワンランク上の「ハニーベリースマッシュティー」
- イチゴ(蜂蜜に一晩ほど漬け込んだもの) 1個
- 午後の紅茶“おいしい無糖” 適量
【レシピ】
【作り方】
氷を入れたロックグラスに蜂蜜に漬けたイチゴを入れ、おいしい無糖で満たす。中に入れるイチゴはカットして蜂蜜に漬けておくと便利。
フレッシュフルーツを使うことで、香りも味も良い上品な『モクテル』が味わえます。イチゴはお好みでつぶしながらどうぞ。イチゴに切り込みを入れグラスのふちに飾ると華やかになります。フルーツは、桃、ラズベリー、ブルーベーリーなど、紅茶に合いそうなフルーツを探してみてください。フルーツが無い場合、ジャムでも美味しいそうですよ。寒い冬にはホットにしても美味しいですね。
バニラとイチゴのスムージー系「ストロベリーフレッド」
- 牛乳 60ml
- バニラアイス 大さじ3
- イチゴ 3個
- クラッシュアイス 適量
【レシピ】
【作り方】
ミキサーに、牛乳、バニラアイス、イチゴ、クラッシュアイスを入れスイッチオン。丁度よい硬さになったらロックグラスに注ぐ。
自宅にミキサーがある方はぜひチャレンジしていただきたいスムージー系『モクテル』です。イチゴとバニラアイスと牛乳を混ぜ合わせることで、味わいはストロベリーシェイクのようになり鉄板の美味さです。子供も大好きな『モクテル』が完成しました。牛乳をヨーグルトに変えるとすっきりとした味わいになりますよ。クラッシュアイスの量は、硬さを見ながら少しずつ加えるのがポイントです。
ちなみに、製氷機で作った氷を2重にしたビニール袋に入れ、すりこぎなどで叩くと、クラッシュアイスが簡単に作れます。
フレッシュミントとライムが爽快な「ヴァージンモヒート」
- ミントシロップ(シロップにミントを一晩ほど漬け込んだもの) 20ml
- ミントの葉 10枚程度
- ライム 1/8個
- 炭酸 適量
- クラッシュアイス 適量
【レシピ】
【作り方】
ロンググラスに、ミントシロップ、ミントの葉、ライムを絞り入れ、ミントの葉を軽くつぶす。クラッシュアイスをグラスいっぱいになるまで入れたら炭酸で満たし軽く混ぜミントの葉を飾り、ストローを2本添える。
ミントの爽快感とライムの独特な酸味がクセになる夏にぴったりの『モクテル』です。ここにお酒のホワイトラムを入れると「モヒート」というカクテルになります。ミントの葉はつぶしすぎると苦みが出るので軽くつぶしましょう。ミントシロップを使うことで、ミントの風味がより立つので、ミントの葉が少なくて済みます。
いろいろなミントで作れるので、自分好みの味を探求してみてください。癖のある味がお好みならミントの代わりにパクチーで作るのもおススメです。
旬の伊予柑の香りがたまらない「伊予柑スカッシュ」
- 伊予柑 1個
- グレナデンシロップ 10ml
- 炭酸 適量
【レシピ】
【作り方】
伊予柑を絞り、グレナデンシロップと共に、氷を入れたロンググラスに入れ、炭酸で満たし軽く混ぜる。
香り高い伊予柑の酸味と、艶やかなグレナデンシロップ(ザクロの果汁が入った赤いシロップ)の甘味が混ざり合い、炭酸のシュワシュワ感でいくらでも飲めてしまいます。グレナデンシロップは聞き慣れないかもしれませんが、通販などで簡単に手に入りますよ。
今回、今時期が旬の伊予柑を使いましたが、柑橘系のフルーツならば何でも美味しいです。ジュースを使っても良いのですが、フレッシュフルーツを絞って入れると、味はもちろんのこと香りももの凄く良くなりワンランク上の『モクテル』になること間違いなしです。使用したフルーツをカットしてグラスのふちに飾ってもお洒落ですね。
『モクテル』は、ジュースを混ぜるだけで作れてしまうため、自宅でも簡単に楽しむことができます。ひと手間加えるだけでレシピは無限大。さらに、フレッシュフルーツやアイス、ミントなどを使えば、さらにバリエーションが増え見た目も可愛い『モクテル』ができあがります。2020年は映える『モクテル』で、おもてなししちゃいましょう!
店名:Bar Lat.0
住所:埼玉県蕨市中央1-3-2 ぬくいビル2F
営業時間:20時~5時
定休日:日曜、祝日
アクセス:JR京浜東北線 蕨駅西口より徒歩2分
TEL:048-299-5290
Facebook:https://www.facebook.com/BarLat.0/