カレーはカレーでもエビカレーだけを提供する専門店赤坂にオープンした!


赤坂見付駅のすぐ近く、2020年2月27日にひっそりとオープンしたエビカレーしかない専門店『エビカレー典(テン)』。
プロデュースしているのは、ミシュランガイド北海道2017で1つ星を獲得したフランス料理店「méli mélo」の佐藤 大典氏。

ミシュランの星を獲得したフレンチシェフが監修するエビカレーとはどんなものなのか?
早速食べに行ってきました。

メニューはエビカレーだけの高級カレー店『エビカレー典』

エビカレーの専門店ということで、メニューは基本的にエビカレーのみ。その他シーフードカレー的なものも一切ありません。
北海道産の食材にこだわり、フレンチの技術を用いて作りあげた渾身のエビカレーだからこそできるエビカレーの専門店ということ。

エビカレーはじめシーフードカレー好きな方には何とも楽しみなカレー店ができたなといった印象を受けますが、ベーシックなエビカレーの価格は1,500円(税込)と、正直言ってだいぶ攻めた価格設定になっています。
チーズトッピングや大盛りにすれば2,000円前後にもなるため、ビジネスマンが多い赤坂見附においてもかなり強気な価格であることは間違いないでしょう。

『エビカレー典』メニュー

  • エビカレー 1,500円
  • チーズエビカレー 1,600円
  • ダブルチーズエビカレー 1,700円
  • ダブルエビカレー 1,750円
  • ダブルチーズダブルエビカレー 1,950円
  • ルー大盛 200円
  • ライス大盛 100円

【実食】臭みはなく上品な海老の香りがカレーとベストマッチ!

今回注文したのは、ベーシックなエビカレー。
店内に漂うスパイシーな香りにワクワクしながら待つこと10分弱、フレンチシェフが手掛けた1杯1,500円のエビカレーが到着!

『エビカレー典』エビカレー
(フレンチがベースということで、一皿一皿のカレーを丁寧に盛り付けているのが非常に印象的。)

トッピングはエビフライが3本にゆで卵と切り干し大根の和え物。
これは予想していた通りですが、ルー自体は欧風カレーのような感じ。とろみも適度についていてインド風カレーとは一線を画しています。

まずはカレールーだけをいただいてみると、確かに口中に広がるエビのコク深い風味。アメリケーヌソースをベースに作られているため濃厚なエビの風味をしっかりと感じられるカレーに仕上がっています。
下手なシーフードカレーにありがちな魚介の臭み等は一切感じず、上品の中にもエビの旨味が凝縮されたカレーと言えるでしょう。

実は、ルーの中にもエビが隠れていますが、このエビがとにかく旨い!

プリプリを通り越してバッキンバッキンと言った感じの食感
食べ応えも十分で、エビの風味が詰まったルーと一緒に食べれば至福の瞬間が訪れます。
個人的にはエビフライいらないからこのエビを増やしてほしいくらい。
それほど見事なものです。

食べ終わって「大満足」と言いたいところではあるが、やはり引っかかるのが最低でも1,500円という価格。
もちろん、味に関してはさすがミシュラン獲得したフレンチシェフといった感じで文句のつけようがないわけですが、ランチでこの価格を出せる人は一握り。
赤坂という土地で、今後どの程度受け入れられていくのかが気になるところではあります。

【エビカレー典(テン)】
住所:東京都港区赤坂3-19-13鈴木ビル1F
営業時間:ランチ:11:00~15:00(L.O 14:30) ディナー:17:00~23:00(L.O 22:30)
定休日:日・祝

▼こちらはチーズエビカレー。ルーではなくライスの上にチーズがトッピングされています。

▼店構えはフレンチバルを想起させるようなデザイン。一見するとカレー屋さんには見えません。