小学生が企画開発したレトルトカレーが発売。「NISHIKIYA KITCHEN」が目指す食育
レトルト食品専門のメーカーのNISHIKIYA KITCHEN(株式会社にしき食品)は、東京都豊島区立豊成小学校の児童と一緒に企画開発したレトルトカレーを2024年2月1日(木)より発売することを発表した。
ニシキヤキッチン実店舗と公式オンラインショップでの発売のほか、無印良品の一部店舗でも数量限定で発売する。
ニシキヤキッチンの「学校のカレープロジェクト」
ニシキヤキッチンでは2023年6月から「学校のカレープロジェクト」と題し、小学生と一緒にレトルトカレーの味わいやパッケージデザイン等を検討するプロジェクトを開始。
このプロジェクトを通して、子どもたちの創造力を育み、商品づくりへの楽しさや喜びを知ることで、一生ものの体験をしながら食育につなげることが最大の目的という。
きっかけは、SDGsの授業をきっかけに出会った豊成小学校の児童から「こんなカレーがあったらいいな」というイラスト付きの手紙が届いたことだという。
食育を目的として全6回の授業を実施し、企画・味決定・パッケージデザイン等を児童と一緒に検討して発売まで至った。
食育としてだけでなく、企画というところから実際の商品が出来上がるまでを体験できるということは非常に有意義でありユニークな取り組みである。
2種類のレトルトカレーが発売
実際に発売されるレトルトカレーは2種類、給食のカレーをベースにしたものと、小学生の発想とは思えない斬新なカレーが用意されている。
6年1組とつくった「豊島区立豊成小学校の学校のカレー」
鶏肉と野菜がたっぷり入ったどこか懐かしい味わいの甘口カレー。チキンブイヨンと野菜ブイヨンをベースに仕上げている。
内容量180g 価格550円(税込)
実際に、ニシキヤキッチンのスタッフが給食のカレーが作られている工程を見学するところから始め、児童からの企画を反映させて完成させたカレー。
6年2組とつくった「アーモンドミルクバナナカレー」
アーモンドミルクとバナナを合わせた、まろやかな味わいの甘口カレー。
内容量180g 価格550円(税込)
この斬新な組み合わせを児童が企画したというから驚き。
バナナが主食という海外の国もあるということから発想されたこのカレー。組み合わせを聞くとエスニックさを感じさせるが、実際のカレーの見た目は日本カレーらしさが残っているのが面白い。