ゴッホの名画「星月夜」をインスピレーションした至極のコーヒー
東京・代官山の現代アートギャラリー「DRELLA」は、世界的バリスタ粕谷哲氏とのコラボレーションを発表。
フィンセント・ファン・ゴッホの名作「星月夜(The Starry Night)」をイメージして作られたブレンドコーヒーをギャラリー併設のコーヒースタンドで提供・販売する。
粕谷氏は、コーヒーの抽出技術を競う世界的権威の国際大会「ワールド・ブリュワーズ・カップ」で日本人として初の世界チャンピオンになった経歴を持つバリスタ。
「DRELLA」からの「名画が持つ深い情緒や物語を一杯のコーヒーで表現してほしい」というオファーを受け、これを快諾。
作品を何度も鑑賞し、ゴッホが弟のテオに宛てた手紙の中で「星月夜」について書かれていた、「今朝、太陽が昇る前、私は長い間、窓から非常に大きなモーニングスター以外は何もない村里を見た」という言葉などを参考に制作背景を想像したという。
粕谷氏は、絵画の中の「夜明け前の夜空と静寂、星や月の輝き」を中深煎りのブラジルとケニアのコーヒー豆で表現し、「これから日が昇っていくポイント」を浅煎りのエチオピアのコーヒー豆で表現。
3種類のコーヒー豆をブレンドして、絵画の持つ世界観をイメージしているという。
口に含んでみると、チェリーなど赤いベリー系のような酸味を感じ、後味はダークチェリーやカシスのような重厚さを感じられるという。
この一杯は、2024年2月1日よりギャラリー併設のコーヒースタンドで飲むことが出来る。価格は1杯800円。
また、ブレンドしたコーヒー豆も購入することが可能で、150gで3,000円となっている。
絵画からのインスピレーションを受けてから飲む1杯は、創造力をかき立てる至極のものとなるかもしれない。